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パーティを追放された俺だが、まあまあ順当なことなので頑張って見返します。

作者:紺色の人
中堅パーティを追放された中年男ウェスト。かつてその男はその才覚からエリートコースを進み、一時期はA級パーティにさえ所属していたほどの実力者であった。
彼の転落人生が始まったのはA級パーティに所属していた時、彼は自分の才能を過信するがあまり努力を怠ってしまった。気づいた時には埋まらない差が他メンバーとの間にできてしまっていた。そして自身の凋落を自覚した彼は、他メンバーのお情けでパーティを組み続けるのは御免だとA級パーティを去った。

それから数年、才能の残滓で中堅パーティに所属しており、パーティメンバーとの関係も良好であった。
しかしこれからパーティがのし上がっていくというその時
「ウェスト、すまねぇがこれから先のパーティにお前は必要ない」
とクビにされてしまった。

途方に暮れるウェスト、手元にはリーダーから渡されたそこそこの手切れ金。人生何度目になるかわからない「今度こそ頑張ってみよう」を胸に誓い、彼は再起を目指すのであった。
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