二十四話 弾幕はパワーだぜ
「ふーーーん、同志よ。私の可愛い容姿に惚れたか?それとも戦闘狂のキャップが好きになったか?」
「俺は両方好きやで」
「えっ♡」
逆に聞こう、ケモ耳生やしたロリキャラを嫌いになる奴いる?
いねぇよな!
「ま、まぁ。同志が惚れてしまったのなら仕方の無い事だ。では改めて。名をTー34。職業は【シールダー】この最新鋭の棺桶レーニンで敵を蜂の巣にしてやる事を得意とさせて貰っている」
「あの?カチューシャ?以前から謎だったのだけど【シールダー】の要素は?」
ゼアミにしては良い質問で俺もそれには疑問に浮かんでいた。
緊急クエストでは一度も盾兵らしい事をしていなかった。
「弾幕で敵を撃ち落とし続け同士を守る事、弾幕はパラーだぜ‼︎」
「いや、限度あるやろ」
クエスト終盤では弾切れを起こしていただろう。
確かに第二軍までの百匹くらいまでのタコを全て撃ち落としていたけど。
「戦力としては期待できると思うぞ。そうだな上手く例えるなら……」
「うまい例えじゃなかったら頬を叩くで」
「やめました」
「懸命な判断だ」
そう、俺たちのパーティにTー34の正式加入を認めた事だった。
仲間が一人増えました。
それもソ連系獣人。
うーん、キャラが濃すぎるだろ。
「まぁ、良いんじゃない?私のパーティも良い感じに豪華な編成になってきたじゃない?上手い例えで言うと」
「排出率1%のソシャゲで人権キャラ☆5の二体を組んだシステム編成やろ」
「なんで私の台詞を奪うのよ」
「【ホワイトヴィザード】の私に、攻撃特化の上級前衛職の【バーサーカ】のサンサンに防御特化の上級前衛職の【シールダー】のTー34。聞いただけで周りの冒険者が羨む程度のパーティよ。トキマサさんは私と自身の運に感謝した方が良いわよ。崇拝しなさい」
「何故、ゼアミを崇拝しなければならないのか、分からない」
「なんでよ!」
ゼアミはステータスが全体的に俺よりクソ雑魚扱いだった筈。
魔力は俺の数倍らしいがそれは女神というか神様の特権と言っても過言ではない。
そうだね、羨むくらいの職業名だね。
囮になる事が生業かと思うくらい敵陣に突っ込み出すドM中華メイド。
弾幕こそ最大の防御と豪語し弾切れまで打ち続ける盾狂戦士。
そして未だ神様らしい技を見せていない女神。
全体的に羊頭狗肉という四字熟語がお似合いなパーティーだな。
名前と肩書きに調子に乗って高難易度クエストを頼まれないのかが不安だ。
それにTー34の加入への流れは本当に流作業だった。
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