表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
芸術は爆発だ!!  作者: ヒョーゴスラビア総統
三章 紙絵師によるお化け退治だ‼︎
86/145

十五話 夫婦岩

 自身の失態を即座に揉み消すTー34。


 安心しろ、俺はバッチリ見ていたぞ。


「天国で仲間と過ごすんだよ」


「ただのサイコパスじゃねぇーか」


「彼らを天国へ見送ったところで」


「見送ったというか送ったんだけどな」


 ヘイシダコたちが天に向かって泳いでいる想像する。


 完全に俺たちがあの世への片道切符を無配布した感じだな。


「はやく第二軍は来ないのか。私は戦争をしたくてしたくて堪らないのだよ」


「じっとしていられないとか多動症か?」


「同志、時間を効率的に扱うものと思ってくれたまえ」


 確かに、T-34がいなければもっと時間がかかったし、逃げられたタコも多かったと思う。


 そう考えると結構効率的というか力技だな。


 圧倒的火力で敵を捩じ伏せる、愉悦。


「何かこびり付いていて邪魔なのだが。むむむ、取れぬ」


「社会的邪魔者がなんか息巻いていてワロスなんだが」


「暴言が悲しいのだが同志」


 ゼアミの時のように倒される直前に墨をかけてくるタコもいるそうだ。


 T-34も食らったのか綺麗な白髪と白肌、朱に染まった棺桶が墨だらけだった。


 そして向こうの方では黒い人形の物体が倒れていた。


 そう、俺のドMメイドがタコ数匹に絡まれて墨だらけにされている。


「ハァ、ハァ。墨、触手。ハァ〜」


「この娘は癖が強いだけなんです!」


「トキマサさんの親バカ」


 取り敢えずサンサンには引き続き囮になってもらっておこう。


 人畜無害のヘイシダコに絡まれているサンサンの安全を見てから湖を見る。


 そこから第二軍か、ヘイシダコがまたもや現れる。


 新たなる敵が登場して目が輝くT-34。


 棺桶銃を乱発しながら走っていく。


「シャーーーーーーーーーーー‼︎」


 某漫画の神父見たいな奇声。


 第一軍のように墨顔になったゼアミが続いていく。


「よし今のうちに突撃!」


「味方を平然と盾にする奴」


 他力本願な考え方は変わらないな。


 ゼアミにも多少活躍して経験値を貯めて欲しいのでちょっとだけ補助してやるか。


「歌川広重・冨士三十六景 伊勢二見ヶ浦‼︎」


 そう俺が叫んだ瞬間筆で描いた岩が本物と化して落ちてくる。


「よし、ゼアミはこれに隠れとけ」


 スキル〈画狂の星〉と〈森羅万象〉を使用して二本の大岩を顕現させる。


 二つの巨大な岩にこれまた巨大な七五三縄が締められている。


 夫婦岩と呼ばれ伊勢にあるイザナミとイザナギの結合を表す古くから有名な大岩。


 下っ端の音楽神ゼアミから見れば二柱は超絶目上で上司に当たるかもしれないが。


 今は上司にあたる二つの岩に隠れてもらう。


 また錯乱して暴れられると困るからな。


ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎

芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。

楽しんでいただけるとトキマサ達が喜びます


・腹筋が崩壊した

・もっとネタを見たい


などと少し思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークに入れていただく、率直な感想、批評などで応援して下さるとモチベーションが上がりネタが大量生産する事ができます


また誤字脱字や文法上でおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。


それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ