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芸術は爆発だ!!  作者: ヒョーゴスラビア総統
プロローグ
7/145

七話 と、思っていたのかあ?!

 このロリ女神調子に乗ってないか。


 しかも毎回俺の反応を見て笑っているし、年上なめるのもいい加減にしろよ。


 俺もドMじゃないから、どちらかと言うとドSだから勘違いするなよ。


「まぁまぁ流石に私も鬼じゃないからね、良い性能の武器を選んであげたから」


 そう言いながら、自分の身体サイズのソレラを取り出し俺の机に置いた。


 ソレラを見た俺は絶句するしか無かった。


 ソレラは十数個あり一つは美しく神聖を醸し出す装飾された筆管。


 虹色に輝いた命毛をしたよく著名の書道家が用いている巨大筆。


 残りのこれも人が生し得たものではない装飾が施された万年筆と小筆だった。


 ただ物では無いのは分かるが筆だ。


 まさかこれで異世界を救えと言っているのか?


 魔王を討伐しろと言っているのか。


 筆だぞ。


 剣や槍、防具と言った攻撃手段でも防御手段でもないものだぞ。


 文字という文明を伝える情報伝達物でどうやって戦えと。


 あれですか。筆は剣より強しってか。


 やかましいわ。


 だが女神が渡してきたものだ。


 ゼアミが「良い性能の武器」と言っていた。


 嘘偽りが無かったら強いものかも知れないから受け取っておくか。


 嘘偽りがなければ…な。


 何事も何物も見た目ではないという事を信じて。


 巨大筆を持って少し振り回してみると見てくれと違い意外と軽い。


「それはね絵師の神が用いていた筆でね。凄い力があるのよ、お陰で並みの神装兵器よりは強いわよ。まぁ内緒で拝借した物だけど」


 まてまてそれ盗ったってことじゃないのか。


 警察の方ーコイツ捕まえてー。ここに窃盗犯がいますよー。


 と言う冗談はさておきだ。


 いうかこの理論が証明されると今持っている俺も共犯になる。


 うん、ここは黙っておこう。知らぬが仏、知らぬが神様だ。


 巨大筆を傷つけないように慎重に机が置いた時、気づいていけないことに気づいてしまった。


 なんとその巨大筆の筆管の一部、本来なら名前が刻まれているところに


 歌川辰政


 と書いてある。何故?俺の名前が刻まれているの?俺何も知らないよ。


 書いてもないし書けるものもないからね。


「あーらら。これで貴方も共犯と言うかその筆に気に入られたそうね」


「初耳なんやけどそれ」


「言ってないからね」


 スラっと言うのかこの女神は。


 しかも共犯っている時点で確信犯じゃないか。


 そもそも筆に気に入られるって何。


 この筆生きてるの?懐くの?


 そう言う重要な事は一番最初に言ってくれよ。


 俺もしかしてこれ天罰食らう系?食らわされちゃうのこれ。


 ドカーンって雷落とされるの、隕石かなんかに打たれるの。


「さて最強武器も決まった事だしさっさと異世界に落としちゃいましょう」


 この女神はなんでこんなにもノリノリなんだ。


 確かさっきこの武器を選んだ理由がエンタメって言っていたな。


 何?俺って余興なの、酒の肴なのか。


 無責任でもほどがあるだろう。


 異世界に行く前にコイツを一発だけ殴りたい。


 というか討伐したい。


 これ本音。


 討伐したらレア度高そうな素材が手に入りそう。


 そう思い台から前に出ようとする。


 そんなのゼアミは気にしないでパリポリとコンソメ味のチップスお菓子を食べながら。


 因みに俺は塩海苔派だ。


「じゃっ初期街にテレポートさせてあげる魔法陣を張ってあげるから身体を中央から出ないようにしてリラックスしておいてね。さてとええと確かこのボタンをおして……」


 そこまで言い、不意にゼアミはハタと声と動きが止まった。


 ん?なんぞや。


 あのゼアミが冷や汗を流して血の気が引いてきている。


 あの人生舐めてる感だだ漏れのゼアミがだ。


 一体何が起こったんだと思っていると。


「酔狂よな。ゼアミ」


 後ろから声が聞こえてきた。


 そして壁と思われていた所から、白く煌く光に包まれて突然だ。


 立派な顎髭を蓄えた男性が現れる。


 身長は外人さんのように高く2mぐらいか、中肉中背。


 煌びやかに輝く豪華に装飾された鎧を着ており腕には無数の傷跡があった。


 腰には剣が収まった鞘が三本あり堂々としたその風格はまさに天界の王の覇気を纏っている。


 よしここで一つこの男性がどの神様か予想してみよう。


 一、筆を盗られた絵師の神

 二、天界の法の番人でありミヤビの窃盗容疑を調べにきた調査員

 三、風貌や定型的に創造神や最高神的な方

 四、ただのお爺ちゃん


 さあどれでしょう。チクタクチクタク。 


 はい終了です。正解はゼアミと一緒に。


「最高神様?」


 血の気を引きながら口をパクパクしながらゼアミは呟く。


 なんか餌をねだってる鯉みたいだな。


 三番が正解。定型は最強なのさ。


 というかよく俺も予想できたな。普通傷跡あると戦神を想像するのだが。


 最高神様のご登場なのか天使たちは頭を下げ始める。


 それを見かねた最高神は「お前たちは下がって良い」というと先程まで空気だった天使たちは文字通り空気となって消えていった。


 そして最高神と呼ばれた其の神は落ち着いた声で。


「ゼアミ、貴様またやったのか?」


「いえしょんなことは無いでしゅ」


 最高神の突然の登場で狼狽しているのか、オロオロしながら答える。


 噛んでますよロリ女神さん。


 しかも「また」ってことは前科があるのか。


 これは懲罰ものですか?


「まぁ良い、当の絵師の神は許すのだそうだ」


 溜息を吐きながら言う最高神。


 それに少し表情に出して喜ぶゼアミに少しだけ心の破壊キルを求める俺は間違っているのか。


ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎

芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。

楽しんでいただけるとトキマサ達が喜びます


・腹筋が崩壊した

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などと少し思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークに入れていただく、率直な感想、批評などで応援して下さるとモチベーションが上がりネタが大量生産する事ができます


また誤字脱字や文法上でおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。


それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎

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