表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
芸術は爆発だ!!  作者: ヒョーゴスラビア総統
二章 紙絵師による冒険の時間だ‼︎
55/145

十八話 幽霊と交渉

(一応、ぬいぐるみには命はあるのですが自我がなくてですね。自我を与えようとして呪文を唱えたらポンッて。気づいたら死んでいましたね)


「そんな、気楽なもんなん?」


 俺の場合も気づいたらゼアミの所にいたものだからその様なものだろう。


 死んだ瞬間すら分からなく気が付いたら死んでいた。


 痛みがない死というものはそういうもの。


(そして死んだまま誰にも気づかれず時が過ぎていって。あっ、でも幽霊の状態でも魔術の研究は怠っていませんでしたよ。実際その後頑張って自我のある人形ちゃんを作りましたかね。まぁ、その子達を狙う人達を返り討ちにしていましたけどね)


 それが悪霊騒動に繋がりプリーストの派遣や不良物件扱いされたって訳か。


「でも、それはそれ。いくらこの屋敷の為とはいえ人への悪事に神様からの贈り物を悪用するなんて言語道断よ。今からきちんと成仏すること良い?」


(いやです)


 ゼアミが異常にも真っ当な事を言ったのだがライカさんは一蹴する。


 説教の論点としてチートスキルを悪用しての行為は駄目だと思う。


 俺は女神としての意地というか誇りと言うものをゼアミは持ち続けていると関心した。


「「えっ⁈」」


 そのためゼアミと俺の返事が重なった。


 俺もそれには驚きで成仏しろと言われれば否定したいがこちらにも報酬を得たい訳で。


(だって、私まだやり残したいこともありますし、ぬいぐるみちゃん達も残ってしまいますもん)


「ほんまやん」


 ペット?なのかケルベロスとキメラがこの世に残ってしまう。


 ぬいぐるみだから餌などの世話は不要だと思う。


 やはり飼い主不在がその後続くのは居た堪れない。


(それにゼアミ様、覚えていますか?私の前前世界の未練)


「覚えているわよ。確か、恋人、彼氏を作るとかそういうやつよね」


(はい、それを叶えるために異世界に来たのですからそれが叶えられないままでは成仏されようにも成仏できません)


「ええ⁈」


 わ、分かるでその気持ち。


 俺も恋人と結婚相手探すために半分この異世界に来た口だから反論できない。


 やばい、俺も悪霊側に寝返りそうでやばいな。


「何を馬鹿な事を言っているのよ。駄目に決まっているじゃない。悪霊は退治されなければならないし今回は報酬もあるんだからね」


 そこは俺と同じだったか。


 とはいえ、今回の事はどうにもその問題だけで済みそうに無いと思った。


「まぁええやん、ゼアミ。このままにしといたってやらへんか」


「トキマサさんてば、何言い出すのよ。悪霊よ、悪霊なのよ。これは浄化して成仏しないとダメなのよ」

ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎

芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。

楽しんでいただけるとトキマサ達が喜びます


・腹筋が崩壊した

・もっとネタを見たい


などと少し思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークに入れていただく、率直な感想、批評などで応援して下さるとモチベーションが上がりネタが大量生産する事ができます


また誤字脱字や文法上でおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。


それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ