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芸術は爆発だ!!  作者: ヒョーゴスラビア総統
二章 紙絵師による冒険の時間だ‼︎
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十三話 平常運転

「分からないアル。何か急に眠たくなって寝てしまって。そして気がついたらここにいたアル」


「つまりお前を運んだ者を見てない言うことやな。にしてもどこ言ったんやそいつ」


「でも、こんな磔縛りプレイは初めてアルナ。この後に何されるのだったのネ?」


 この変態メイドは俺たちの心配を気にしないで一人だけ自分の世界に入っている。


「トキマサさん。またこの子が襲われないようにこのままにしておく?」


「俺もその考え、賛成や」


 こいつは磔のままにしておいて探索するのが得策なのかもしれない。


 場所はこの部屋だと覚えておけばサンサンが声を出した時に駆けつけることができるからだ。


 問題は先程と同じように眠らせられると声を出そうにも出せない事態になるからそこが難所。


 そんなどのようにして皆を安全にしながら探索を続けられるか考えていると不意に声が聞こえてきた。


(出て行け〜〜〜)


 とても低く重々とした男性の声だが、どことなく稚拙な感じが薄々としている。


 これをゼアミが文字通り子供騙しで俺を脅しているように思いゼアミに聞いてみる。


「ふっ、ゼアミ。下手な芝居はやめぇ」


「トキマサさんこそ、私を怖がらせるのやめてくれない?」


 お前ではないのか?じゃあ、サンサンかと思ったがコイツはそんな小さいことはしない。


 というか、未だ妄想の世界に入り浸っている。


 ともすれば、討伐対象の悪霊の仕業か?


(この屋敷から出て行け〜〜〜)


「おおおん?出て行って欲しいなら金渡さんかい金」


「ええ、それと美味しいお菓子を置いておきなさい」


(えっ?)


 急に893みたいな行動を始めた俺たちに疑問視を浮かべる声の主。


 ゼアミは声が震えながらでも俺に続いて言ったのだろう。


 そして、間髪入れずそのまま続ける。


「なんや、客人招き入れておいて追い出すつもりかい。茶ぐらい出せや、茶ぐらい」


(いや、あの。貴方に招待状を出した覚えないのだが)


 確かに招待状は受け取ってはいない。


 我ながらやっている事がDQNだなと思いながらも続ける。


「なんやとお前。扉と鍵開いてたら招待してんのと同じや。しかも家主が面出さんのは礼儀としてあかんのちゃうか」


「トキマサさん。日本の田舎は扉と鍵開けっぱなしだかそれをいうのは違うと思うの」


 ゼアミの言い分は尤もだ。


 実際、田舎は平和の極みというのか人柄が良い人が多いのか朗らかなのか防犯対策が無い。


(ふん、貴様程度に私が姿を現すと思っていたのか)


 そんな途中で出てきたラスボスみたいな台詞を出してきた。


「なんやと⁈」


 正直言ってすぐ出てこない事は予想していたがまさか実際こうなるとは。

ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎

芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。

楽しんでいただけるとトキマサ達が喜びます


・腹筋が崩壊した

・もっとネタを見たい


などと少し思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークに入れていただく、率直な感想、批評などで応援して下さるとモチベーションが上がりネタが大量生産する事ができます


また誤字脱字や文法上でおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。


それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎

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