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芸術は爆発だ!!  作者: ヒョーゴスラビア総統
プロローグ
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五話 女神の提案って基本的に罰ゲームしかない気がしてならないのですが当たってます?

 コイツが子供のような見た目でなければ手が出ていただろう。


 さっきの説教が効いているのか。


 それにまさかの成功報酬制だと⁈


 そもそも人の救済に人数の条件がある時点でお里が知れるな。


 そんなので良いのか最高神、こんなの信者に知られたら見放されるぞ。


 確かに最高神の前に立つ資格はないだろうがな。


 しかも馬鹿にされたような言い方で拒否された。


 前言撤回ぜんげんてっかいの一言だ。


 俺の人生は確かに短く普遍ではあるが無碍むげにされたようで腹が立つ。


「しょうねぇな」


 赤子からもう一度リトライする……か。


 だが次はもう少し恵まれた人生を歩めると願うしかないな。


 そうできれば金髪イケメンで高身長、そして文武両道で女子にモテモテの男子に。


 次はどうか恋愛ゲームの主人公のようなハーレムになるように願っている。


 流石に獣に転生する道はない。


 七割程度で家畜決定であり、残りの三割でも人間以上に生きる動物は数少ないからな。


 人道を選ぶことを悩み余儀なく落ち込んだ俺を見ていたゼアミはニマニマと笑いながら言う。


 なんだこの笑顔は。


 もう少し隠す気がないのだろうか。


 風水とかで老人を騙す商人みたいにと言うか何というか胡散臭い。


 これが悪女が見せるゲス笑顔か。


「だよね、畜生道は嫌だよね。それに対して今までの記憶を消して赤子からリトライするっていう人道も、それは貴方の存在意義を消す事と同義。それに貴方が望んでいる恵まれた人生は私にも分からないので。そこで女神からの出血大サービス、良い案件があるのよね〜」


 まてまて、女神にサービスってなんだよ。仕事なのかこれお仕事なのか。


「貴方ってRPG好き?」


「コケッ?」


「えっ鶏が良いの?」


「違うわ。ついつい家畜の鶏を思い描いとったら口に出てしまったんじゃい」


 突然ゲームのことを聞かれて変な声が出た。


「まぁいいわ。もう一度聞くけどRPGはお好き?」


「RPG?」


「まさかゲーム好きなのにRPGを知らないとは言わないよね。いい?ロケランのRPGじゃないわよ。ロールプレイングゲームの方よ」


「分かっとるわ」


 いくらミサイルの方言われてもこっちの方が有名だし。


 いやミリタリー好きな人ならロケランの方か?


 今はそんな事どうでも良い。


 RPG、主人公を操作して特定の能力を持った仲間を率いて冒険。


 試練を乗り越えるゲームの種類であり、現在のゲームの基盤、王道とも言う。


 今現在世界的に大人気なものである。


 しかしそのような万人向けゲームの趣旨が今とどう関係があるのか。


 そしてゲームと転生先には一体何の繋がりがあるのだろうか。


「実はね。貴方が生きていた世界とは別の世界ではね、魔王っていうスッゴイ悪いやつがいるのよね。そいつがその世界の人間に対して残酷なことや侵略をしているせいで虫の息なの」

 俺の中ではお前が一番の悪だけどな。


 どう成長したらこんな憎まれ口叩けるのか親の顔を見てみたい。


 いや女神だから親神か。


 話だけ聞くと異世界転移というやつか。


 最近ゲームやアニメなどで流行っているあれか。


 パラレルワールドの世界みたいな事だったっけ。


 マジでそんな世界があったとはな。


 世界は広いぜ。


 女神の簡単な異世界の説明では。


 異世界では、魔術と言うものがあり、人外がおり、モンスターもいる。


 異世界の三要素をぶち込んでグルグル混ぜたもの。


 いわゆるファンタジー世界の出来上がりというわけだ。


「でもね、残酷に殺されちゃう訳だから、トラウマになっちゃうの。誰一人としてその世界での生まれ変わりを拒否るのよ。まぁ誰が好き好んでそんな修羅道に落とされたいのかなって思ったのかしら」


「ほなあんたら神様が助けてやれ」って思ったのだがそこは言わないようにした。


 この世界での設定にイチャモンは禁物、正直な話メタすぎる。


「そうなるとその世界から人間がいなくなったらその世界がその魔王のものになっちゃうのよ。そしたらもう魔王がイキ上がって天界まで攻めてきたらいけないじゃない。それを考えた我々神様はこう思ったのよ」


 何か嫌な予感がする。


 神様って大体残酷か恐ろしいって言われてるからな。


 余興や遊び感覚で文明や国を滅ぼして喜ぶ神様もいると聞くし。


 特に女神の悪行の方が良く伝えられている気が。


 我らが祖国の皇祖神なんて世界初の引きこもりを行ったからな。


「取り替えよ。と、り、か、え。別世界で死んだ未練がましい煩悩ぼんのうの塊みたいな人を、魂魄こんぱくそのまま丸投げしちゃえって結論に至ってね。でも平和主義の中、グダグダに育ったゆとり世代の人が多いから、神様から何か一つの送り物をあげようと思ってね。すぐ死んじゃいそうだから神様の御慈悲よ。自分で指名した特殊能力とかとんでも兵器とか最強スキルとかなんでもありよ。まぁあなた達の世界では自由主義だから好きなだけ思いつくと思うからね。どう良い案件でしょ。貴方達はファンタジーの世界で新しい冒険を待っている。異世界の人達には強力な英雄がやってくる。そして神様からは勝手に魔王を倒してくれる。即ち一石二鳥じゃなくて一石三鳥の名案なのよ」


 違う。それは取り替えではない。それただの徴兵令。


 甘い汁で済ませようとする悪徳プロパガンダの類じゃねえか。


ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎

芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。

楽しんでいただけるとトキマサ達が喜びます


・腹筋が崩壊した

・もっとネタを見たい


などと少し思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークに入れていただく、率直な感想、批評などで応援して下さるとモチベーションが上がりネタが大量生産する事ができます


また誤字脱字や文法上でおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。


それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎

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