一話 受付嬢からの依頼
「悪霊やと?」
俺達パーティはギルドの食堂で昼飯を食いながら受付嬢クロエからの依頼を聞いていた。
相変わらずゼアミとサンサンはドナドナ牛丼をリスの様に頬を膨らませなが食べている。
昨日ギガントクリオネを倒して数日は休もうかと思っていたところ。
どうやら受付嬢曰くギガントクリオネを三人で二日で倒すのはこの街では史上最速らしい。
確かに武器や性格が変態染みたパーティである我らだが一応上位職で構成されたパーティだ。
そこで我々の腕を見込んで今回のクエストを依頼してきたとのこと。
「依頼料が高いプリーストを雇って祓っても祓っても、新しい幽霊が湧いて住み着くんですよ。そのせいで物件の売り上げの多くが依頼料として消えてしまって、祓わなけらばよいではないかと思われますがそれはそれで幽霊屋敷としての評判が噂として出回ってしまうそうです。そのせいで近くの地価が下がってしまうのです」
「なんや、その雑草みたいな幽霊たちは」
除草剤で除去しても除去してもまた生えてくる雑草みたいな霊たちだな。
俺はオカルトなものは信じている方だが実態以外はそう簡単には信じないのだが。
クロエさんが真剣に言っているあたり異世界では幽霊は実在しているのだろう。
「元々は小さい霊たちの集まりでしたがある時強力な悪霊が生まれたのかその屋敷に住み着いているとの事で噂としては人形が勝手に動き回るという事が。この噂が出回ると信頼を元に行う商売。あらぬ疑いで経営不振になってしまう不動産業の方もいるそうで定期的に相談に来られるんですよ」
「確かに、それは厄介やわな。ただなんで俺らにその依頼を?」
とはいえ、俺たちは物理で殴り合う白兵戦しか実績を出していないパーティだ。
それも何度でもなくたった一回とか言う微妙どころか頼りないとしか言えない実績だ。
なのに何故、俺たちに依頼してきたのか不思議に思う。
俺達以外にギルド内での他にも適任のパーティが居ると思うのだが?
「このギルドにはですね。上位職のプリーストがいないんですよ。なので本来なら他のもっと大きなギルドから派遣してくるのですがトキマサさんのパーティならホワイトウィザード、一応プリーストほどでは有りませんが悪霊たちには攻撃できる役職のゼアミさんがいるので」
話を聞いて俺は納得出来たようで納得出来ない。
ゼアミはホワイトウィザードで上位職業だが前回のクエストでは自爆しかしていない。
俺たちは報告していないしされていないのでクロエさんは知らないから無理もないけど。
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