三十一話 異世界冷戦(笑)
俺も過剰に顕現させたRPGー7を撃ちまくる。
下手鉄砲も数打ちゃ当たると信じて両手両肩を使ってで撃ち続ける。
反動で身体が終わるかもしれないが俺のスキルと明日の筋肉痛への覚悟を決める。
そうすると数機が煙を上げて墜落していくではないか。
「見ろ、同志。航空機がゴミのようだ」
「そうだな、大佐」
後で航空機の残骸とか拾いに行かないとな。
そもそもこの街には既に機械歩兵と戦車の残骸でお腹いっぱいなのだが。
「まぁ戦争経験20年越えのTー34ちゃんくらいになれば今までに一機ほど撃ち落としたことがあるんだけどね」
「その実績をもっと恥じろ」
その言葉が本当ならお前は今何歳だよ。
最低でもアラサーくらいになってしまうぞ。
ここに来る前に対空戦していたならいたで末恐ろしいが。
「お前が私の視界に入ったのが運の尽き。百戦錬磨の射撃がお前に当たる。………………一発も当たりませんでした」
「百戦錬磨とは?っていうかこいつに遠距離武器いらないと思う」
T-34は近距離で射撃しているから意外と遠距離での戦闘は苦手なのだろう。
俺がその棺桶の狙撃手になった方が良さそう。
俺はこれでもRPG-7である程度は当てて墜落させたぞ、肩が死んだけどな。
「だがこの近距離攻撃を避け切れるかな?………飛び入りしてきたトキマサが破壊してくれました」
「武器持つのやめようか」
そういえばTー34は弾数を大量に消費するがそんなに命中率が良くなかったな。
膨大な量産力で戦ってきた戦歴。
「そう言う、同志はどうなのだ。墜落数0機なら粛清だぞ」
「お前の七倍の七機墜落させましたけど何かあるか?」
「反乱して、ごめんなさい」
「素直でよろしい」
肉体強化系のスキルを使うだけ使った。
そして数秒に一発の間隔で50発ほど撃ち飛ばしまくって命中率が半分ちょいの戦果。
これで空の安全は取れたと思う。
あとは残された地上戦力を殲滅するだけ。
「RPGー7持って走る姿、まるでテロリストみたいだな」
「実際テロリストだからな、私は」
「とうとう、自白したぞ。この娘」
小さい身体で同じくらいの長さの物をカチャカチヤと音を鳴らせながら走る様は可愛い。
コミンテルンがテロリストの組織だと言うことの言質を確保しました。
これでT-34は言い逃れが出来ないな。
「向こうの戦車にぶち込む。………ふーん、今の華麗な命中みたか?」
「見たけど何も思わねえな」
「もう一発見たいって事だな」
「拡大解釈の王様」
「君主制は死すべし。そして革命を起こすべし」
「言葉にも反応する様になったよ」
王様という支配層については過激だからな。
あまり言い続けていると背中からやられそうなのでこれからは呟く程度に。
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