二十九話 女神の覚醒
「ふん、たかが泣き虫【ホワイトヴィザード】が張った結界なんぞ破壊できぬと思ってか?撃て撃てーー!」
マッカーサーがそう叫んだ瞬間30門の砲門から砲弾が街に向かって飛んでいったが。
ゼアミが張った虹色の結界に触れた瞬間消失した。
いや、消失したと言うより音楽になったのか当たった瞬間にワイルドな曲が一曲ずつ流れた。
「何⁈」
「おおおおおおおおお!」
マッカーサーが驚き、冒険者達からはまたもや歓声が上がる。
まるで大きな劇で良いシーンを見た時並みの大喝采。
「何で、何でなのよ。確かにアイツ、どんな魔術でも破壊できるって言っていたじゃ無い」
「馬鹿ね、この結界は破壊の要素が有るものに対して音楽に変える能力があるのよ」
「ゼアミが急に覚醒したのだけど、ムカつくぐらいなんやけど」
「なんでよ!こう言う時くらいは褒めてよ‼︎」
今の今までそんな大技を隠していたのなら使って欲しかったまである。
ギガントクリオネやヘイシダコのクエストの時、自分の身を守るくらい出来だろ。
「く、こうなったら航空機と戦車隊とで同時に一気に攻撃して潰すしか無いわ」
空と陸からの戦力を用いてまでこの街を壊すらしい。
この街にそこまで重要なのか?
でもゼアミの結界により防御を考える事は無くなった。
「よし、これで街を気にすることは無くなったな。T-34、サンサン行くで」
「それでは戦車隊とのスラッグ戦をやっていきます!実弾で」
「それ、ただの戦争」
実際、今の状況は戦争の地上戦そのものだけどな。
「ご主人様。私、行ってくるアル〜」
「ちょっと待て、サンサン。いくらお前でもコイツらはヤバいから逃げて」
「ワーーーイ。………………アルーーーーー」
サンサンは砲弾に撃たれてそのまま街の方へ飛んでいった。
結界で砲弾だけは消え去り切り離されたロケットのようにサンサンが街中に飛んでいく。
サンサンが巨大な塔に命中し街の方からは爆発音と崩れる音が響き渡った。
「サンサン?どこ行くねーーーーーーん」
「サンサンの事は忘れないわ」
「いや、死んでへんで。多分」
喰われて、囲まれて、生き埋めにされて銃に撃たれてもピンピンしていたサンサンだぞ。
もう、死なないのが周知の事実。
服がボロボロになりながらでも喜んで此処に帰ってくるさ。
そしてT-34はT-34で何やら棺桶を開いて何やらガチャガチャしている。
「こうなったら、これしかない。メイン武器はAKー47とRPGー7。テロリストの定番メニューだな」
「テロリストの定番メニューって何?」
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