二十九話 バーサーカの意味とは?
Tー34は昨日会ったばかりだからスキル編成はよく分かっていない。
ただ昼間のクエストを見るに少なくとも【シールダー】の役職を持つキャラではない。
防御特化型キャラではないスキルを持っているように聞こえる。
「ま、まぁええやん。因みに効果はなんや?」
「何故、引いているのか分からないが驚いている事は分かった。〈第二永久機関〉はその名の通り永久的に魔力を生み出し損失せず働き続けることが可能だ。NPが減らないという事で、〈野獣本能〉は少し凶暴になり攻撃力が向上する事だがまぁあまり関係無いな。そして〈赤化の波〉の効果は秘密だ」
「普通にチートスキルが混じっているのだが?魔力が減らないって事だよな?強くね」
〈野獣本能〉の効果が【バーサーカ】のそれなのだが?
少し凶暴になるって、今日のクエスト時のアレが少し?
ちょっと辞書の少しを調べてきて欲しいくらいだ。
「そうだろう、強いだろう。だが使わないと口からビームが出るようになるのでな。定期的に外に放出しなければならない」
「口からビームってゴ○ラかな?」
凶暴キャラの典型技が口からビームなのですが?
ただTー34がクエストに行きたがっていた事が理解出来た。
恐らく魔力が溢れて溢れて危険だったのだろう。
「で、なんで最後のスキル効果が秘密なんだよ。教えてくれんか?」
「我同志よ、良いか?秘密は女の子アクセサリーなのだよ」
「女の子やったら、ヘイシダコを発狂しながら撃ち落とさんといてくれへんか?」
本当に狂乱しながら掃射していたTー34を録画していたらな目の前で晒してやるのに。
人には一つくらい秘密が有っても良いよな。
よく分からない獣から人型になるTー34が人なのか不明だが。
「そして、スキルの方だが〈魔銃火器掃射〉これは単純にこの棺桶に使うスキルだな。このスキルが無いとこの棺桶を扱えないのだ」
「つまり、そのスキルを覚えたら俺も使えると。なぁTー34、俺にそのスキル教えてくれへんか?」
そう聞いたTー34は突如震えながら棺桶を守り出した。
ケモ耳がピクピク激しく動いているのが表情より豊かで面白い。
「同志………………。私からこの子を奪うつもりか?」
「その通りや」
「この泥棒猫‼︎」
それは彼氏を奪われた彼女さんが言う台詞やと思うのだが。
俺は彼女なんて出来た事がないから理解出来ないけど。
「前に聞いた奴はあれか?その棺桶の中に入っている奴やったな」
「そうだ。スキルとは関係ない独立した攻撃武器だな」
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