悪役令嬢、公爵令嬢。時に私は聖女サマな日記
取り敢えず書いた適当なお話ですけれど。
眩暈がした。
突然目の前が真っ暗になるように、屋敷の池に勢い良く落ちた。
水深3m程で、今の私の身長では十分に溺れた。
池から引き上げられた私は、三日間程、高熱を出し、寝込んだ。
こんなことってるあるだろか。
前世の記憶、だとか。
前世は享年十六歳の女子高生。もうすぐで高校二年生目前に私は交通事故で呆気なく死んだ。
前世の記憶を思い出せた事を百歩譲って認めても良い。
だが、何故よりによって、転生先が乙女ゲームの悪役令嬢なのかな!!??
呪詛を吐くだけでは言葉が足りない。
取り敢えず!破滅しないように奮闘するまで!!
悪役令嬢の名前はルエラ・ラティオス。公爵家の令嬢。
物凄く性格悪い。メンドクサイ女。
さて、あとは破滅フラグ引き起こすイベントを避ければ良い!
と思った矢先、現れたのが真っ白な――――狼。
この世界の本とかでみた。
神獣、フィンリルと言うらしい。
――――――って!??!何でそんな凄い(?)のが居るの!??
「我が主。どうか名前を」
「えええーーーー!??!??……じゃあ、アルノ。アル、って呼ぶね。で、誰君」当然の反応。その場合私は、反応が遅い!!
「私は神獣フィンリル。貴女に呼ばれた気がし、ここへ参りました」あ、そう。と思ったけど説明になってなくない??
でも、これ以上聞いても絶対にでてこないと踏んだね。
そんな出会いから三年。私は十三歳と言う社交界デビューの準備的なのにかかっていた。
この出会いから私は王子に一目惚れして、無理矢理婚約。
だが、今の私は普通の悪役令嬢でも公爵令嬢ではない!!
令嬢の鏡と呼ばれる素晴らしき令嬢!
ここまで言われるようになったのは血にもの狂いな努力のお陰。
私への印象を操作して破滅フラグをちゃっかり回避しちゃおう!と言うすんぽう。
この事から分かるのは印象操作って怖いね!!と言う事。
「ラティオス公爵家のルエラと申しますわ。以後、お見知りおきを」ニッコリスマイルで王子を落としちゃえ!
まあ、似非スマイルにかかるはずもない、
少ぉし驚いた顔してたけどそう簡単には好きになってくれないって事だよね!
その後ちょっとだけ話したら後日縁談話が!?
え?最悪なんですけど。破滅フラグちゃっかり回避出来なかったし。
その翌年、私は国で一握りしかない聖女の力に目覚めてしまったらしい。アルによるとアルと契約した為と私自身の潜在的な力らしい。
その力を知ったのは少ーしだけ遠出した先で少ーしだけ事故ってそのときに私の力が覚醒。
一番の救いだったのが変装していた為、公爵家の令嬢とばれずにすんだ。だけどどっからか嗅ぎ付けたのか、私の変装姿で見つかって時々聖女活動している。
そう言う感じて乙女ゲームの世界での生活は十分に堪能してる。
ちゃっかり貴族生活も堪能してるけどねV