告白
こ、この僕が優美のことを理解していないなんて……?
『勿論しているはずさ。だって彼女のことを子供の時から知っているもの』
『最近の彼女もちゃんと理解している?』
そりゃあ勿論し……と打ち込もうとしたが、僕は途中で優美のことを考えた。最近の彼女の趣味や好きなこと知らない……。
『分かった。ちゃんと彼女のこと見てみるよ』
それから僕は学校に行くごとに彼女のことを見たり、彼女に色々改めて趣味や好きなことを聞いた。そうしたら趣味が昔に比べて増えていた。
(そうか。やっぱり年とともに変わるんだな)
そして優美を観察していると僕はあることに気付いた。学校では僕以外の男子と喋っていない。いつも女子とばかりだ。帰っている時に彼女に聞いた。
「なぁ、優美」
「何?」
「お前の好きな男子って仲の良い相手か?」
「えぇ、まぁね」
「リアルで?」
「勿論よっ!」
「……そうか」
そして僕は一つの決断をした。そして僕は彼女を校舎裏に呼び出した。
「どうしたのこんな所に私を呼んで」
「優美、前々から好きだった! 付き合ってくれ!」
「……」
彼女は俯いた。あれ? こいつの好きなの僕じゃないのか?
「実は私、貴方に謝らないといけないの」
「え? 何を?」
「私、貴方のツイッ○ーの裏アカ知ってたの」
「え!? じゃあ、僕が好きなの既に知ってたのか!?」
「うん……」
「そうだったのか……」
「ポムポムも私」
(えー、何もかもばれてんじゃん!)
「先に貴方のことを好きなの知ってて色々策をねった私でも付き合ってくれますか?」
「え?」
「やっぱり駄目かな……?」
「いや、もう隠すことがないって分かって逆にさっぱりしたかな?」
「え?」
「よし付き合おう」
「ありがとう。宜しくね洋輔」
最後まで読んで頂きありがとうございました。