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東西合戦

テーマ

春、桜、ピンク

「先輩……相談があるんすけど……」

「なんじゃい、お前が相談とは珍しいのう」


僕の名前は長命寺桜餅、見てのとおり春の和菓子だ。薄ピンク色のクレープ生地にアンコを綴じて、塩漬にした桜の葉っぱで巻いたものさ!


え? 知らない? 桜餅ってのはもっとモチモチでツブツブなやつだろうって?


やっぱりそうだ。僕にはどうしてもメジャーになりきれない訳がある。それは道明寺桜餅先輩の存在だ。今日はそんな先輩に一言申す所存である。


「道明寺先輩……実は桜餅のルーツは僕なんです、だからもう敬語とか使わなくていい……よね?」

「何を言うとるんじゃ。売り上げも、シェアもワシの方が圧倒的に上じゃろうが。敬わんあああああああああ」

「先輩っっ!?」


*****

****

***

**


道明寺先輩はその人気故、売れていった。僕は一人残されてしまった。また一人で、人気の花が咲くのを待つ日々が始まったのだった……。

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