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flavor7

 君の思ってる人は私じゃない。


 でも、私だって諦められないんだ。


 君が私の隣にいてくれたら、どんなことでも乗り切れると思う。


 どんなに傷ついても、元気が出てくると思う。


 ねぇ、まだ君は諦められないの?


 まだ、振り向いてくれないの?


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 11、君の隣


 風がやけに強いある日。


 寒くて死にそうなときに…


「おい。」


 いきなり声をかけられたので、体が反応した。


 この声はまさか…


 私は今日は予感がさえていた。


「明日、お前あいてるか?」


 いきなり用件を言ってくる黒浜。


 しかも無表情。


 平然としている顔でいきなり。


 ん???


 今なんて言った??


 私は動揺しながら首を傾げた。


「おれの言ったこときいてなかったのか??明日あいてるかってきいてんだよ!!!!」


 黒浜は何かが気に触ってるのか怒りながら聞いてきた。


 そういえば明日はちょうど土曜日だった。


 でも何でだ?


「う、うん。あいてるけど。何で?」


 私は恐る恐る尋ねた。


 何か怖いこと言いそうな予感が…


 ドクンッ


 胸が大きく脈を打った。


「明日、十一時半に○○駅前。わかったな。こなかったら首しめっかんな。」


 怖い顔で黒浜はそう言い残してどこかへ行ってしまった。


 私は呆然と立っていた。


 ん?


 今のって…


 今のって!!!


 デート????!!!!!


 私は一人で爆発していた。


 顔は真っ赤になり今にも頭の上から湯気が出そうだし、目が大きく開き、息がきれてきて。


 今にもどこかに走っていけそうな気がした。


 嘘でしょ???!!!


 ヤバイって!!!


 何着ていこう??!!


 どんなメイクしてったらいいの??!!


 ヤバイー!!!!!!!!


 私は一人でそう思いながら女友達のほうに遊びにいった。


 もちろんみんなには内緒。


 見に来られたりしたらたまんないからね。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 翌日…


 服は赤いチェックに綿で縁取られたワンピース。


 端にフリルが付いていて真ん中に三つ黒いボタンがついている。


 私のものすごくお気に入りのワンピースなの。


 フワフワしてるパーカーをはおり、バックは黒色でクシュクシュっとした生地にラメが入っている。


 メイクはマスカラとアイラインだけをして髪の毛はお団子にしてフワフワしたシュシュを巻いた。


 すごく緊張して一時間前にきちゃった。


 すごく楽しみなんだ。


 初めてのこの気持ちになった。


 こんなに嬉しいものなんだ。


 好きな人。


 私は一人でベンチに座りながらニヤけていた。


「キモいんですけど。」


 耳元で囁かれて一気に現実に引き戻された感じがした。


 ムカッ


「何よキモいって!!!!せっかく来てあげたのに!!!!」


 私はムカついたので怒りながら怒鳴った。


 何よそれ。


「わりーわりー。ごめんな許してくれ。いや、すっげーニヤけてたからさ。ついつい。」


 笑ってる黒浜久しぶりに見たような気がする。


 本当にこの人は…


 まだ、こんなに早いのに何でかな?


 カラオケの時の服装と似てる。


 ジーンズに黒くて太いベルトが目立ち。


 白くて真ん中に大きくドクロが描かれている長袖のうえに黒いジャケットをはおっていて。


 首にもドクロと星がぶら下がっている。


 髪の毛は黒髪に金髪のウィッグをまだらにつけている。


 目には赤色のカラコンをしていて。


 腰に銀色のチェーンが二重になってついている。


 指輪みたいなピアスが右耳だけに一つだけ黒色のピアスがついていて。


 なんて目立つ格好をしているのだろうか。


 人目を引いて現れた君。


 学校とまったく違う格好。


 ギャップありすぎ!!!!


 私は一人で怒っていた。


「もう…。で、いきなり何?私をこんなとこに連れてきて。」


 私は少し怒りながら尋ねた。


 まったく。


 そんな格好をしてきて!!!


 ↑そっち?


「ああ、そうそう。ディ○ニーランドのチケットをバイトの先輩から二人分貰っちゃってさ。だから、一緒に行こうと思って。いやだった?」


 黒浜は赤い目を私に向けて尋ねてきた。


 結構赤い目って怖いかも。


 私はちょっと引き気味になりながら…


「いや、嫌じゃないけど。」


 私はちょっと戸惑った。


 だって、何で誘われたのが私なんだろう。


 そう疑問に思ったから。


 あのときの返事がきけるのかな?


 私は途惑いながらもそう考えた。


「んじゃ、行こうぜ。ついでに昼飯も食べようぜ?」


 黒浜はそう言って、歩き出した。


 私は笑顔でうなずいて、隣を歩いた。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 私達はお昼を少しオシャレなパスタの店に入った。


 そこでは、いろんな話ができた。


 話したこともない話をたくさんした。


 黒浜のバイトの仕事とか、お客さんのこととか、いろんな出来事をきいた。


 私ももちろん話したわよ。


 学校のこと、放課後のこと。


 いろんな話をして、君のいろんな顔が見たかったんだ。


 こんな機会滅多にないこと。


 だから、今のうちに心に焼き付けておかなくちゃね。


 そうして、食べ終わり会計をして店を出た。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 電車で一時間くらいかかったけど、無事につき。


 中にはいって遊ぶことにした。


 中はすごい人ごみで黒浜を一回見失いそうになった。


「こりゃすごいな。少し、休むか?人ごみで疲れたろ?」


 黒浜は私のことを気遣ってくれた。


 こういうときに優しいから困るんだよな。


 もっと好きになるんだ。


 黒浜のバカ。


 私は頬を染めながら。


「う、うん。じゃあ、ちょっとだけ。」


 私は目をそらしながらそう応えた。


 恥ずかしくて顔見れないよー!!


 私は一人でパニック状態になっていた。


 売店に向かって歩いてるときだった。


 私は足が止まった。


 前にいた黒浜はどんどん前に行ってしまって、わからなくなりそう。


 でも、行きたくない。


 何で、あいつがいんの?


 私は目を大きく開き、体が震え出した。


 いやだ。


 怖い。


 そう思った先には前の義理の父親が誰か知らない女の人と笑いながら話しているのが見えた。


 お願い。


 もう私のことを放って置いて。


 もうあなたに締め付けられるのはたくさんよ。


 私は逃げ出した。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 お願いだから…


 もう私を苦しめないで。


 私の前に現れないでよ。


 もう苦しくて死にそう。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 次に続く…













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