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flavor5

 私の運命の人ってもしかしてあなただったのかな?


 君が私を救ってくれた。


 そう思っていたよ。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 7、真実の愛


 キーンコーンカーンコーン…


 昼休みが始まりのチャイムが学校中に鳴り響く。


 私はカバンの中からお弁当と端にドクロのマークがついているハンカチを持って、二年生の教室がある校舎に向かった。


 私はゆっくり歩いていると…


「あ、あの子ってさー、木崎さんじゃね?噂どおり可愛いなー。」


 そんな男の人の声が聞こえてきた。


 どおせ、人の外見しかみないんだろうな。


 私は呆れながら歩き続けた。


 すると…


「うわっあの子美人ー!!!」


「可愛いー。」


 などなど、女子の先輩方も言ってきてくれた。


 ちょっと嬉しくなって、女子の先輩方に笑顔をしてみた。


「きゃー可愛い!!!」


「ねぇねぇ、あなた一年生よね?なんていう名前?」


「アド教えてー!!!」


 など、女子から呼び止められてしまい。


 快先輩のクラスに行けなくなってしまった。


 ヤ、ヤバイ!!


 愛想ふりまきすぎた。


 このままじゃ快先輩にあえない。


 そう思った瞬間…


「ごめん、この子俺の彼女だから。貰ってくね☆」


 そう言って快先輩は私の肩を持ち校舎裏に連れてきてくれた。


 え?


 彼女?


 私は胸が締め付けられた。


 何か、刺さった感じがする。


「ここでいいだろ。相変わらずモテモテだね木崎さん。」


 快先輩はそう言って笑った。


 相変わらずはあなたのほう。


 笑顔が黒浜に似てる。


 ニカッて笑ってひまわりのよう。


 快先輩しか見えなくなる。


「いえ、そんなことは。あの、私のことよりも…彼女ってどういう意味ですか?」


 私は勇気を振り絞って尋ねた。


 胸が…痛い。


 息苦しい。


「あ、そうだった。突然なんだけど。木崎 梓さん。俺と付き合ってください!!」


 快先輩は深くお辞儀をしながら大きな声で言ってきた。


 何かが心に吹いたみたいに感じた。


 心が軽く弾んだ。


 なんだろうこの感覚。


 私は出した結論は…


「いいですよ。付き合いましょう。」


 私はそう言った。


 笑顔で。


 助けてくれたのは快先輩だから。


 隣にいてくれた快先輩を選ぶ。


 きっと、素敵な恋になる。


 そう信じた。


「うそー??!!やったー!!!!!ありがとう!!!!」


 先輩はそう言って大喜びした。


 そんなに喜んでもらえるなら。


 喜んでこの身を差し上げよう。


 そう思った。


「これからよろしく梓。俺のことも快でいいから。さ、そうと決まったら腹減った。一緒に昼飯食べようぜ?俺のところに来たかったらきていいから。」


 快はそう楽しそうに言った。


 ちょっと早くてあまり聞き取れなかったけど、大体はわかるから大丈夫。


 ねぇ、私の運命の人はきっとあなただったのかもしれないね。


 快。


 そうして、私と快は付き合うことになった。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 8、あなたは


 平和な日常が流れていた。


 雪が降りそうな季節に変わり。


 毎日がすごく寒かった。


 だから、私と快は毎日手を繋いで帰った。


 君が隣にいてよかった。


 きっと、君以外は考えられなかったよね?


 そして、ある日だった。


 真実は見えていなかったんだ。


 その日に知れたんだ。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 今日は雪が降る。


 そう天気予報で聞いた。


 私は雪が大好きで雪が降ると聞いた途端に嬉しくて心が弾む。


 私は快と一緒に帰るために快を迎えに二年生の校舎に行った。


 そして、快のいるクラスの教室に行った。


 その時に聞いてしまったんだ。


 あなたの真実を…


 私が教室の古い引き戸を開けようとしたとき。


「なあ、あの女付き合えるかどうかでかけたよな?さ、金を出せ。」


 今なんて言った?


 今の声って…快だよね?


 ねぇ、今のって何?


「ちぇー、はいはい、三万な。ほいよ。お前も悪だなー。賭けの為にあの子使うなんて。」


 誰かの声は呆れながらため息をついた。


 何それ?


 賭け?


 私を賭けてたの??!!


 私は目が大きく開き、瞼の奥が熱くなったのを感じた。


「ふ、あんな奴めっちゃ、ちょろかったぜ?彼女にすんの。大体可愛いだけで全然好きになれねーし。」


 運命は残酷なものだ。


 何であのときに「いいよ」なんて言ったんだろう。


 言わなければこんなことにならなかったのに。


 私ってバカだ。


 さよなら。


 そう思って目を閉じた。


 頬を伝う無数の雫。


 そして…


 ガラッ


 私は教室の古い引き戸を開けた。


 そのときに決意した。


 もう人は信じない。


 自分を信じよう。


「あ、梓!!!い、いやさっきのき、きこ…」


「もういい。あなたはもう彼氏じゃない。この世にあなたなんていなきゃよかった!!!!…さよなら。」


 私は言い訳も聞かずにそう言い残して走って逃げた。


 あの時のまんまじゃない。


 何も変わってないじゃない。


 なんてバカなんだろう。


 私は走った。


 息が切れながら、一生懸命。


 冷たい風が頬の温度を奪っていく。


 頬を伝う冷たくて小さな雫。


 まるで、悲しみの結晶のように思えた。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 もう信じない。


 誰も。


 もう傷つきたくない。


 さよなら。


 みんな。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 次に続く…













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