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 プロローグ


 私は木崎きざき あずさ


 高校一年生。


 色が白くて、黒髪少し癖があり肩より少し長いくらい。


 目の色が茶色。


 自分で言うのもなんですが、詳しく言いますと…


 身長が百五十七センチくらいで、体重は言えません。


 まつげが少し長く、鼻が小さくて高い、唇はたらこ唇に近い感じで淡い桃色。


 よく美人と言われたり、スタイル抜群とか言われるけど自分の体型や顔は自分的には好きじゃない。


 男は寄ってくるけど、彼氏なんてできたことない。


 そう、私は恋を一度もしたことがない。


 できないのだ。


 好きな人ができない。


 といっても、いたらどんなことになるのだろう?


 もうあんなことにあいたくないから。


 好きな人なんて作りたくない。


 そうしてのんびーりと暮らしているときだった。


 いきなり現れたんだあいつが…


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 1、転入生


 突然だった。


 肌寒い季節。


 紅葉が色を鮮やかに見せるとき。


「先生ー日直日誌取りに来ました。」


 私は朝早くに職員室に入った。


 そのときだった。


 見覚えのない人が無言で立っていた。


 誰?


「ほい。これだ。」


 先生は日誌を私に渡してくれた。


 担任の先生は体育の先生で体が少し大きくて筋肉がある。


 いつも格好が黒色に色のラインが入っているジャージを着ている。


 毎日ラインの色が違う色をしている。


 髪の毛はフサフサしていて癖がちょうどよい塩梅にセットしてある。


 眉毛は少し太くて、黒い。


 目が細くて笑うと黒い目が見えなくなる。


 唇は薄くて肌と同化してしまいそうだ。


 肌が黒くて本当に体育科を思わせる体格をしている。


 いつもと変わらない先生。


「ありがとうございます。」


 私は首をちょっと曲げて軽くお辞儀をした。


 誰だろー。


 じー。


 私はその人のことを見つめた。


 気になるから。


「ああ、お前には言っとくか。こいつ今日からこの学校に通う黒浜くろはま 京助きょうすけだ。仲良くしてやってくれ。」


 先生が微妙に笑いながら紹介した後、すぐに…


「よろしく。」


 その男子が軽くお辞儀をしてくれた。


 そのときだった。


 少し驚いた。


 フワー…


 淡いタバコの香りがした。


 何かちょっとだけ香りが強いような…


 私はそのことを先生に内緒にしながら、職員室を出て、教室に向かった。


 先生、気づいてないのかな?


 私は疑問に思いながら歩き続けた。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 キーンコーンカーンコーン…


 ホームルーム開始のチャイムが鳴った瞬間に…


「おーい。席つけー。お前らに今日からこの学校に来るやつを紹介するぞー。」


 先生が声を張り上げながらみんなの前に立った。


 みんなはビクッと体が反応したものの。


 いつものことなのでみんなすばやく席に着いた。


 私もその中の一人。


 普通に入ってくればいいのに、わざわざ声を張り上げながら登場しなくても…


 私は呆れながらため息をついた。


「入ってきていいぞー。」


 先生が呼んだ。


 ガラッ


 古い木製の引き戸を開けて入って来た人は…


 さっき見た人だ。


 私はその人のことを見つめた。


 どんな人なんだろう?


 と興味がわいた。


 みんなはその人のことを見つめ…


『……。地味ー。』


 みんなは目を細め遠い目をした。


 みんながそう言うのも無理は無い。


 その転入生の格好と言ったら真面目に見える。


 少し、真っ直ぐしている黒髪に黒縁の眼鏡。


 きちっと着こなしている制服。


 ボタンも一個も開けていない。


 制服は一年生の男子は緑のチェックのズボンに同じチェックのネクタイをする。


 冬は紺か、グレーか、黒か、茶色か、ベージュのセーターを着るボタン付きも可能だ。


 誰も寄せ付けないようなオーラがあるような気がした。


 まるで一匹狼のよう。


 なのに、何か頭脳派みたいな顔つき。


 妙に何かをそそるような気がする。


「こらこら。人を見た目で判断するんじゃないよ。今日からこの学校に通う黒浜 京助だ。じゃあ、木崎の隣な。木崎、お前面倒見てやれ。」


 私は先生の言ってることに賛成しながらうなずいた。


 するといきなり…


 先生が私に鋭く冷たい目を向けながら言ってきた。


「はーい。」


 こうなってしまった。


 ので…


 断るはずもなく。


 私はあくびをしながら応えた。


 ま、隣に来た人はこういう役目だよね。


 私はわかりきっていた。


「じゃ、いつもどうりなー。」


 こうしてホームルームが終わった。


 先生は話が早いほうだから結構助かる。


 早く終わって少し話せるから。


「私、木崎 梓。よろしく。」


 私は笑顔で黒浜に自己紹介した。


 何か気分が弾んだ。


 嬉しい。


 でも、何でかな?


「よろしく。」


 黒浜は冷たい目で私にそうつぶやき軽くお辞儀をした。


 声はちょっと低くて、すごい男前だった。


 横顔がすごく綺麗でちょっと驚いた。


 鼻が少し高くて。


 目は綺麗な二重をしている。


 唇は薄い赤色。


 顔の輪郭がスラッとしている。


 案外美形かも?


 私はちょっと首を傾げながら見つめていた。


 面白くなりそうな予感。


 でも、この予感は当たるようであたらなかった。


 私はそう思いながら、女友達のほうに遊びに行った。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 キーンコーンカーンコーン…


 学校の終わりのチャイム…


「やったー終わったー。ねぇ、今日もカラオケ行くでしょ?梓。」


 女友達はいつものように私に尋ねてきた。


 そう、私はいつも女友達と遊びにカラオケで遊んでいる。


 私は目を輝かせた。


「うん。行く行く!!!」


 私は笑顔で答えた。


 いつものように。


 でも、今日はいつもと何か違うような気がした。


 転入生が何故か存在感があるから気になった。


「やったー。梓がいないとつまらないよー。」


 そう言って女友達達と出かけに行った。


 いつものこと。


 そうだよ。


 いつもと変わらない。


 はずだった…


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 2、不思議な出会い


 カラオケボックス…


「〜♪♪〜〜…」


 みんなで楽しく歌ったりしていたときに…


 ガチャッ


 いきなり私達の歌ってた4号室に人が入って来た。


「頼まれていたポテトとドリンクお届けにきましたー。」


 一人の男がそう言いながら入って来た。


 目についてしまった。


 その人は黒髪に金髪のウィッグをまだらにつけていて直、綺麗に癖がある。


 目が赤くて。


 横顔が綺麗。


 見つけちゃった。


「あ、そこ置いといてくださーい。」


 一人の女友達がその男の人に頼んだ。


 女子がみんな釘付けになった。


 それは当たり前。


 バタンッ


 その男の人は行ってしまった。


「今の人メッチャかっこよくなかった???!!!!!」


 一人の女友達がすごいはしゃぎながら女子全員に聞いてきた。


 もちろん…


『めっちゃかっこよかったーーー!!!!!!』


 私以外の女子全員がそう叫んだ。


 私はくすっと、軽く笑った。


 だって…


「ん?どうしたの?梓。」


 女友達の一人がそう尋ねてきた。


 でも、私は…


「内緒。」


 私は人差し指を口にあてながら笑った。


 だって、こんな出会いないもの。


 きっと出会えたのも何かの縁。


「えーずるい。」


 ちょっと、嬉しくなるんだ。


 人と違う何かを見つけると、ワクワクする。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 君とここであえて、君のことをわかったのはきっと私だけ。


 ねぇ、君って不思議だね。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 


 次に続く…












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