第3回ヤンデレ考察2「妹(年下)属性」
こんにちは、部長のじょーかーです。
早速活動していきましょう!
今回は妹(年下)属性ヤンデレです。
ヤンデレといえばほとんどの場合、後輩や妹(義理も)だったりと、年下の設定ですよね。
これはもはや、ヤンデレのテンプレとも言うべきヤンデレタイプですが、あえてこの属性について考察していきましょう!
あ、実はこの妹属性については短編エッセイで既に触れさせて頂いたのですが、ここで改めて考察していきたいと思います。
それではまず妹属性の長所。
ヒロインに可愛らしさというものを追加できます。
一途だの、前回のように溺愛だの、他のタイプとも掛け合わせやすく、他のキャラクターとも絡ませやすいので、様々なジャンルでも使われている設定です。
年下のという立場上、他人に甘えるという展開に持っていきやすいという性質があるため、メインキャラにもサブキャラにもしやすく、一つの属性というよりもキャラを作る上での基本設定とも言えるでしょう。
これらから、ヤンデレという相手に依存するイメージがあるキャラタイプにおいては、年下設定にメリットはとても多いと言えます。
そして、短編でも書いた内容ですが、年下設定はヤンデレにありがちな幼稚に見えてしまうというのを設定として、そのままカバーできることです。
ヤンデレは行動⇔恋愛感情というストレートな理由で動きます。
ですが、ストレートだからこそ、幼稚に見えてしまいやすいのです。
普通、自分の考えそのままに行動する人っていないですよね。
人の行動はすごく大まかに分けて二つの理由で成り立っています。
一つ目は自身の考え、二つ目は倫理観。
常識から考えてそれはどうなのか?というものも人の行動には関係するので、自分の感情からそのままに行動に移すってことになるのは、自身のコントロールが利かないくらい激昂したときくらいです。
感情的な行動は客観的に見てとても幼稚に見えます。
つまり、ヤンデレが好きが高じて何かヤヴァいことをするのは、感情=行動の場合が多いので、幼稚な人であるという印象を受けるです。
特にサイコホラージャンルでのヤンデレは「常識なんて知らない」感が出ています。
また、ヤンデレキャラは変に常識とか考え出すと、キャラクター性がブレブレになり、最悪キャラ崩壊するのでむしろ感情のまま動かすのが安全でもあるのです。
これらより、ヤンデレに年下はもう最適でいいんじゃないですか?
じゃあ逆に欠点は何か。
年下設定がそもそも多いので、他の属性などと併用するのが常識ということですね。
ありきたりなテンプレ設定とも言えますので、作品の設定を考える際はヤンデレ×年下×何かにしなければ他の作品と差がつかない。
もっと言わせて頂くと、前回の溺愛系と組み合わせても、ありきたりな溺愛系年下ヤンデレストーリーというデジョブ小説が出来上がるだけなので、特にコンテストなどに応募するならば、今までに無いヤンデレとの組み合わせを探すことが必要です。
ヤンデレとの相性の良さが生む欠点ですね。
さて、当てはまるキャラクターですが、年齢設定が好意を抱く対象より年下、または相手に甘えるヤンデレキャラ全員です。
かなりザックリですが、探せばいくらでも見つかるのであえて具体例は出しません。
それでは今回はこれにて終了です。
また次回ここでお会いしましょうさようなら!
エッセイジャンル日刊21位ありがとうございました!