第10回ヤンデレ考察「年上系」
活動再開しました。
読者の皆様、大変ご迷惑をおかけしました。
こんにちは。部長のじょーかーです。
おかげさまで本エッセイ第10回を迎えることができました!
そこで、今回はそれを記念して、自分がさんざん言い続けてきた「妹属性ヤンデレ」の対極に存在するレアヤンデレ。
そう、「年上系ヤンデレ」について考察させて頂きたいと思います!
まずはヤンデレにおいての年上年下の復習から。
年下設定はヤンデレにおいてとてもよく利用される便利な設定でして、ヤンデレ特有の独占欲やら自己中心的な価値観から来る幼さを「年下だから」という設定で合理的に、そしてヤンデレキャラに可愛らしさを追加することはヤンデレ作品の常套手段であります。
ヤンデレで検索すれば、大抵の場合は同級生か年下や妹。
年上ヤンデレなんて全然ありません。
だがあえて!
今回は年上ヤンデレについて考察させて頂きます。
それでは行きましょう。
最初に、年上キャラの利点を出しましょう。
①頼りがいのあるキャラにしやすい
②行動や言動から伏線を張りやすい
年上キャラの長所は、何と言ってもベテラン感を出すことができることですね。
主人公の前で格好いい姿を出すのも、多くの場合は兄貴系、お姉さんキャラ。
主人公への助言などに伏線を入れることもできます。
面倒見が良く大人びた性格が年上キャラの強み。
だが、それがヤンデレとなると、かえって邪魔になってしまいかねないのです。
しっかりしているキャラだからこそ、ヤンデレ的行動をさせ難い。だからこそ年上ヤンデレは希少なのです。
さて、欠点だけ言っていてもどうしようもないので、年上設定と相性の良いヤンデレ行動や設定について考察していきましょう。
まず、年上設定と相性が良いのはご存知の有名型ヤンデレ、『溺愛系ヤンデレ』です。
年下年上関係無く相性が良いですね。
なるほど。だから流行るのか。
溺愛系ですとライトヤンデレのイメージがありますが、年上と掛け合わせると案外ヘビーなこともさせることができます。
ただし、その場合はヤンデレキャラの狂気を描くことになると思いますので、どちらかと言うと恋愛よりはホラーに傾くでしょう。
続いては年上ヤンデレに良い展開、行動です。
これは、年下ヤンデレと比較しながら考えていきましょうかね。
年下ヤンデレの強みは何と言っても幼さとそれらから来る可愛らしさ。
対極に存在する年上×ヤンデレキャラには、年下ヤンデレの逆を行くのが自然でしょう。
よって、年上ヤンデレは最初から大人びた口調や後輩の相談に乗る等の行動をとらせます。
性格も穏やかな設定が良いですね。
年下ヤンデレの場合は、対象のキャラに対して急に距離を詰めたり、ガンガン普通に考えてやり過ぎなアプローチ展開が良いのですが、年上ヤンデレの場合は、読者にヤンデレだと簡単に悟らせない(展開や行動的にぼかしたりして、ここぞという場面で伏線を張る)ことで読み手を油断させて、ここぞという場面でとんでもないことをさせましょう。
年下とは逆に「え、このキャラが!?」みたいな反応を狙うのです。
まぁ、年上ヤンデレがメインの作品であれば、タイトルでネタバレしても構いませんが、普通のキャラならばその方がインパクトが出るかと思います。
それでは今回のまとめに入りましょう!
年上キャラの利点は、
①頼りがいのあるキャラにしやすい
②行動や言動から伏線を張りやすい
の2つ。
頼りがいのあるベテランキャラを目指しまましょう。
相性の良いヤンデレタイプは「溺愛系」です。
どちらかと言うと年上ヤンデレはホラーに向いていますね。ヤンデレの狂気を演出しましょう。
そして相性の良い展開や設定。
年下(妹属性)とは逆に、穏やかで頼られるキャラにして、ここぞという場面でヤンデレを発動。意外性を突くのが狙いです。
年上ヤンデレは存在が希少なので、タグやタイトルで書いても良いですが、普通のキャラとして扱うならば、これらの展開は読者に衝撃を与えられます。
今回の活動はこれで以上となります。
それでは次回お会いしましょう。
さようなら!
評価欄はここの下です。
次回もよろしくお願いいたします




