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空からは雨が降るし、人も降る

何もない


ただひたすらに真っ白な世界


音もなく


上も下も左も右もない


そんな場所で


少年と少女の影がゆらゆらと揺れている


そもそもそれが人なのかすらもわからないが。


その時、今までの静寂を壊すように間抜けな少女の声が響く


あーあー、あっつながりました!こんにちは。私の声がきこえますか?なら少し私の話を聞いてください。……はいでは話しますね。

ここは水の街ラクス。

街のいたるところに水路が張り巡らされていてまた、陸路がほとんどないために大抵の人は小舟か箒で移動しています。箒ってなにですって?そりゃあ掃除したり空を飛んだりできる便利アイテムじゃないですか。え?そちらの世界には魔力がないのですか……はぁ、それは不便ですね。

私の名前は海柱水珠(かいちゅう みたま)と言います。……今貝柱って読みましたね?これ私結構気にしてますからね?

……こほん。では気を取り直して今から……あれ?急につながりが……あっ


ぷつん



その空間は真っ白な世界から一気に荘厳な神殿へと姿を変える



また失敗しちゃった……今回こそはちゃんと異世界の人と話せると思ったのになぁ。

「ミタマあなたまた失敗したのですか。」

げっ、神崎先生だまた怒られちゃう。

「い、いやでもでも今回はなんと1分も話せちゃいましたよ?凄くないですか?成長じゃないですか?」

「10歳の子でも十分は通信できるそうですよ。」

「なんやて!?その子天才か!!」

神崎先生はため息をつく。

「はぁ、あなたは優秀な巫女の一族だというのに勉強はできない、魔法も苦手、さらには巫女の仕事である異世界との通信もできない。逆になにができるのかが知りたいくらいですよ。」

出来ること……

「大食いと早食いなら得意です。」

「ちょっと黙ってなさい。」

「もごもご(はーい)」

何故だ!大食いと早食いのなにがダメなんだ!!

「とにかく今日は帰って反省と練習をすること。次はもっとできるようにしてくださいね。」

「はい……。」




家に帰ってポテチの袋を開けながらなにがダメだったのかを考えてみる。

「呪文はちゃんと言えてたし、魔力も問題はなかった。あとは、集中力とか?……いや、もしかしたら異世界人への愛が足りないのかも!」

よーし、そうなれば即行動。愛を持って異世界人を制す!とりあえず魔力の溢れる湖の神殿へいこう。今日ずっといた空の神殿は確かに学校から近いという利点があるし、ラクス1の大きい神殿だけれど、私のような水に関係する一族にとってあまり相性は良くない。その点湖の神殿は町外れにあって随分と寂れているけど私との相性は抜群だ。

水の神殿についたので早速魔法陣を書き上げる。これは今までずっと練習してだから私でも簡単にかけ……

「あれ、ここからどうするんだっけ。」

無理だった。自分の鳥頭を舐めていた。よりにもよって魔法陣の核になるところの書き方が全くわからない。

「ま、適当でいっか。」

そう、私はさっき気づいたではないか。私に足りないのは異世界人に対する愛!愛さえあればなんとかなる!

「描けた!!」

なんか見たこともないくらい複雑になっちゃったけど、私の愛の深さもこんなものだから全然大丈夫よね。

「さあ、繋がりましょう。私が望むのは世界との対話、宇宙との対話、この世全ての人々との対話、全てのあなたとの対話、我が声を聞いたものよ、こちらへきたまへ」

詠唱が終わると未だ嘗てないほどの風圧と魔力の高まりを感じる。これは手応えありかも……というかなんか私最後間違えてなかった?いやちゃんとつながりたまへって言ったよね?全然覚えてないけど。


ーーーー!ーー!


あれ何か声が聞こえる。いやだって今夜の12時だよ?夜中だよ?こんなところに人なんているはずがない。はっ、まさかおばけ?どうしよう、こんなことなら幽霊を撃退する魔法の授業ちゃんと受けとけばよかった。


あーぶーなーいー!!おーちーるー!!


上から声が聞こえる気がする?おちる?

気になって私が見上げると、

真上に男の子の顔があった。


「「え?」」


がつん



いたたた……私が石頭で本当に良かった。私じゃなかったら頭が割れているところだったよ!……ん?私じゃなかったら?

「あっ、そこの少年大丈夫!?怪我してない?しんでる?生きてる?」

少年はびくともしない。あー私ついにやっちゃった。でもこれ私悪くないよね。捕まったりしないよね!?でもこれある意味儀式成功じゃない?やったね。

「んんっ」

あっ起きた、良かったぁ。

「ここは……?あ、あれ俺事故で死んだんじゃなかったのか。まさか……」

どうした少年いきなり起き上がって

「これが異世界転生かぁぁ!!よっしゃぁぁ!今日から俺も異能者だぁぁ!!」

ちょっと近くで叫ばないでうるさいからつかこの人私の存在に気づいてないよね

「さようならつまらない世界、こんにちは俺を迎える異世界ハーレム生活!!」

あっ、やっぱりこの人頭の衝撃がひどかったのかもしれない。






初投稿で全然わからないのですが、少しでも楽しんでくれる人がいると嬉しいです。

あと両方ボケなんてツッコミの子が欲しいですね!

異世界転生で転生した人を迎える側の視点で描いたらどうなんだろうと思った結果がこれだよ!!

ちなみにみたまちゃんは15歳くらいです

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