プロローグ
プロローグ
地球を飛び出でいったい何日がたつのだろう・・・
いったい僕らはどこへ連れて行かれるのだろうか?
こんなことなら自衛隊に入隊するんじゃなかった・・・
日本最強の陸上自衛隊第七機甲師団は、北海道での実弾演習中に師団ごと巨大なUFOにさらわれた。しかし、直接攻撃を受けたわけでもないし、もしも空中で破壊して自分達ごと墜落でもされたらたまらないので、こちらからは、交戦をいっさいしていない。
例えるならばSFに出てくるトラクタービームのようなもので師団ごと吸い上げられた。
先ほど艦内放送と思われるものがあった。
「わあgjgh;あおいrrgはgはhg;jふなふにゃななんあんあうkbkbkykgきぃぃぃぃみゃみゃまy」
正直これが何をいっているのか分かる隊員はいなかった。
「おい、弘樹これから俺たちどうなるんだろうな・・・」
一人の隊員が話し掛けてきた、僕の名は天城 弘樹、第七機甲師団の下っ端だ、だが、射撃の腕ではかなり自信がある。隊員たちで僕に射撃でかなうものはいない。
もう1週間はたっただろう。しかし地球以外に知的生命体が存在するとは思っていたけど地球に来れるほどの文明があるとは思っても見なかった。しかも日本を守るための自衛隊がさらわれるなんて・・・・。これはギャグですか?と言いたい。
さらに1週間がたった。
先ほどから異星人たちの無線を傍受していた隊員が、なんかとてもあわてているようである。と言っている。
ガーン!!
突然とんでもない音がし、艦内がゆれ始めた、艦内にけたたましくブザーが鳴り響く、震度で言えば7ぐらいと思われる。
「なっつなんだ!!!いったい何が起こったんだ!?・・・うあっ!」
他の隊員が、取り乱している。
艦内の重力が乱れ始めた。90式戦車などは実弾が積んである。地球以外での使用は考えられていなかったので、重力がめまぐるしく変わるとことさら危ない。
黒い光があたりを包んだ。なにか事故が起きたのはよく分かった。そして次に気がついたときは。僕は全く知らない場所で横になっていた。