第五話 勇者VS魔王、五秒の決着!!
闇の廻廊
魔王クラスの魔力がないと作るのにかなりの時間がかかる。
これで逃げられれば誰も追うことが出来ない、何故なら行き先が作った本人しかわからないからだ。
ちなみに魔王の名前は次回紹介します。
その頃、天空にそびえ立つ魔王城では……
「魔王様ー!魔王様ー!」
一人の家臣Aが魔王を大急ぎで探す。一つの部屋に目がいった、部屋の扉には‘まおうのヘヤたちいりキンシ’と書かれた紙が貼ってあったが家臣Aは気にもせず扉を開けたが
「ま、オウップ!」
そこはなんとゴミ屋敷と同等、いやそれ以上に臭かった。
「ま、魔王様~何ですかこの醜態は!もっとしっかりして下さいよ~、もうホントなにこレップオエッ……」
そう言っているとゴミの山から誰かが出てきた、しかしそれは魔王様ではなく家臣Bだった。家臣Aはえっ!といった表情でいた、すると家臣Bは
「すまんな、魔王様は恐らく‘孤児の森’に行っただろう」
「だぁぁ!なぜ止めないのだ!」
家臣Aは結構焦っていた、それもその筈何故ならたった今勇者が‘孤児の森’に真騎兵団隊長のジュニスを連れて二人でこの魔王城を目指していた。
「すぐに呼び戻さなければ!」
その時だった、ドォォォォォン、バキバキッバギャ!というた音と同時にいくつかの雄叫びが聞こえてきた!すぐさま家臣Aはその様子を見て叫んだ
「ま、魔王様ーーーーー!」
「ん?なんじゃ?」
後ろから声がするておもい振り向くとそこには魔王とはかなりのかけはなれた美女がいた
「魔王様!一体どちらにいらしたんですか!?」
「ん?いやなにちょっと‘孤児の森’に遊びにいったら変な奴等と遭遇してな、いきなり攻撃してきたから一寸殺してきたところよ。今頃魔獣の餌になっとるじゃろ」
「あぁ~~良かった~、てっきり魔王様が勇者に殺られたかと思いましたよ!」
「ハッハッハ~わしが勇者なんぞに殺られる訳がなかろう!」
そう言って高らかに笑う魔王
「しっかし、最近の勇者は弱いのぅ、今じゃぁわしに勝てる人はおらんのじゃないか?」
フンッとした表情で家臣Aをみる魔王様すると家臣Aが
「しかしながら魔王様、ご結婚はなさらないのですか?」
「しない!」
即答だった
「いやじゃあんなのは!相手は気持ち悪い豚共ばっかじゃし。不愉快きまわりない、もっと綺麗な……そう美男じゃなければ嫌じゃ」
※確認のため言っておきますが魔王は女です。
「しかしそれは無理がありましょう?なにせ魔王様は異常なまでの魔力がおありですから普通の魔獣のでは相手になりません。しかもそれがもし‘人間’なんかと結ばれれば魔王様の沽券に関わります」
魔王の胸にぐさりてささる言葉だった
「フッ、言ってくれるではないか、」
魔王は黒い煙をだしたかと思うと
「ならば捜しだしてやるわーーー!」
そう言って‘闇の廻廊’を自分で作り地上に降りた!
感想のほどを心よくお待ちしております。




