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成り行き勇者  作者: 島猫
3/5

第三話 兵隊はみな気が短い

アグニス・リーシェリア

ディデルス村出身

17歳

特技は関節を外すことと手刀で人などを切り刻むこと

門番の兵士に案内されて二階の王室にやって来た、王室に入るとやっぱりストーリー上王様が座っていた。だが普通ならちょっと小太りの(ひげ)を生やした奴がいるのだが、何故かそこには超美形の男がいた。そしてその横には同じく超美形の女の人がいた。この二人こそガナミス王国始まっていらい初めての美男美女の国王夫妻、リジェイ・リライト国王とマーシス・リライト王妃でありみんなの憧れでもある。しかしアグニスはそんな二人を前にお辞儀をするどころか頭さえ下げない、さらにアグニスは

「んで、なんか用?ないなら帰るけど?」

と国王に向かってタメ口でそれでいてかったるそうにしている。普通の一般人ならそんな行為自体しない、一緒にいる兵士達の手がみるみる震えていってついには

「国王様達に対する無礼、今しがた見過ごせん!覚悟!!」

兵士は持っていた槍を回しながらアグニスを攻撃した

「くらえ!‘蝶槍の大回転(バリストジャベリン)’!」

その時だった

「おやめなさい!!」

王妃が大声でいい放ったとたん襲いかかってきた兵士の腕が止まる。

「し……しかしながら桜妃様!こやつは国王様達を侮辱したのですよ!」

「それがどうしたというのです、槍をしまいなさい!」

その風景を見ていた国王は高らかに笑い出した

「アッハッハッハッ、そこまでにしときなさい。君達じゃぁ永遠に彼に勝つことは出来ないよ」

「くっ…………」

兵士は何も言い返さずに下がった

「すまないね、みな最近になって魔物が増え、更には狂暴になっているのだから不安なんだよ…許してやってくれ」

国王は軽く溜め息をつく、それにたいしてアグニスは

「別に、それで用件は?」

アグニスが用件を聞こうとしたとき一人の女の兵隊が

「私なら彼を倒せます!」

彼女はそう言ってこちらを向き、構えたと思ったらいきなり襲いかかってきた

「ハァァァ!」

アグニスは興味がなさそうな表情で、なにもしないで兵士に両腕を後ろで交差された。彼女はアグニスに聞こえるように

「フッ、この程度か!少々過大評価しすぎたようだな!私を他の奴らと同じだと思ったら大間違いだ!」

アグニスは特に慌てる様子もなくただ暇そうだった

「国王様!このような軟弱者にたど頼らず我々真騎兵団(レヴァン・デッド・ミリタリズ)にお任せを!」

兵士が国王に顔を向けると国王は

「ジュニスよ、お前の力はよくわかった…だがな、お前はまだ弱い」

「!!!……何を根拠に!」

ジュニスと呼ばれた兵士は反論しようとした時、バギッゴキッベギッという音と同時にジュニスは吹っ飛んだ。いや正確には吹っ飛ばされたという方が正しいだろう

(な……何が起きた!?一体何が!?)

ジュニスは分からない一体自分に何が起きたのか分かるわけがなかった、それは一瞬だった決して油断はしていなかった

「あんたさぁ」

アグニスはジュニスを指を指して

「弱すぎだよ」

その瞬間ジュニスの体の至るところから血が吹き出した。なにか刃物で切られたような切れ方だった

「あっあぁ、うぁっくっふあっ……くっ!」

冷静なアグニスに対してジュニスは泣きながら言葉にならないような声を上げる、そんなジュニスにアグニスは一歩ずつ近づいていった。

「アグニス……そろそろいいでしょう?彼女は大切な兵隊です許してはくれないでしょうか?」

頭を下げてお願いする王妃に対してアグニスは

「変わらないな…お前は……」

そう言って地面にはいつくばっているジュニスに背を向け、国王の元に戻る。

「流石に凄いな……久しぶりに見たが、腕は落ちていないな。それと遅くなったが今回呼び出した理由を話そう」

国王の顔はさっきとは打って変わって深刻だった。

ミリア・ルシエルド

ディデルス村出身

17歳

アグニスに想いを寄せる恋する幼馴染、時々アグニスのあるセリフをきっかけにヤンデレ化することがある。普段は普通

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