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電脳狂戦士 現代ダンジョンに挑む  作者: saikasyuu
電脳狂戦士 仲間が増える
21/892

目的は、金稼ぎ

2024/06/20 改稿しました。

「てなわけで、金稼ぐんですよ。金。いつも通りですね」

「な、なるほど・・・?」


日坂さんの説得?は終わった。

果たして説得なのかどうかは知らん話だが、終わった。終わらせました。


なのでこれからの目的を話した。

といってもやることは変わらないのだ。

お金を稼ぐ。それだけだ。


何でかと言うと・・・金は、建て替えてもらっているだけだから。


「そ、そんなことできるの?」

「金持て余してる爺なんでね。後暇も持て余してる」


あと俺を構いたがるってね。

普段全然連絡しないってのもあるけど。


何でその形にしたかは・・・千尋から怒られて、俺も色々考えたのだ。


「いやですね。もし俺が全部終わらせても、日坂さん納得してくれないでしょう?」

「ま、まぁ・・・多分・・・」

「恥ずかしいと思うのは別に良いですけど自己嫌悪には陥らないでもらえると」

「あ、はい・・・」


そんなもんらしい。


いきなり知り合ったばかりの他人が、それまで困ってたことを終わらせました何て言われてもな。

理解出来ないし、納得できない・・・って、千尋が言ってた。

俺には理解出来ない事だが、あれがそう言うならそうなんだろう。


「なので、ここから金を用意するまでを俺と二人でやります」

「・・・いいの?」

「もちろん。というか」

「??」

「そうじゃないと困ると言うか」

「???」


俺の日坂さんへ向ける感情は・・・よく分からない。

ただ知りたいとは思う。

その為には、ここで日坂さんを俺の傍から離れさせるわけにいかない。


・・・死ぬほど打算ありで、流石に嫌な気持ちにはなるが。


「まぁとにかく。俺の為にも日坂さんを助けさせてもらえると」

「うん。それなら・・・うーん」

「・・・まぁ時間掛けて納得してもらう感じで」


ここはまぁ時間掛かるか。


「で、肝心の方法なんですけど」

「あ、うん」

「あるモンスターの・・・糸を手に入れてきます」

「糸?・・・!?ま、待って!それって」

「ええまぁ。鎧蜘蛛を倒します」


鎧蜘蛛・・・十七層に存在している、蜘蛛のモンスター。

まるで鎧の様な皮膚を持つ巨大な蜘蛛だ。

並大抵の刃物は通らず、力が足りなければそのまま押しつぶされる。


森の中と言う環境なのもあって、非常に難敵。

凡そ殆どの冒険者が、そいつがいるから先に進まない選択をするくらいには、ヤバい相手だ。

少なくともオーガより全然強いってね。


「む、無理だよ!いくらなんでも・・・!!」

「勝ち目はあるんですよね。割と」

「はいぃ!?」


名前を聞いて、勝てないと思わなかったから多分間違いない。

気になるのは武器かな。こっちがもたない可能性はある。

可能性があるってだけで、十分殺せる範囲なら問題なし。


いやまぁ、武器に関しても一応解決するんだけど。


「ただ問題は日坂さんの方でして」

「わ、私?」

「万が一があった時にちゃんと外まで戻ってもらうにはどうしたらいいかと」

「そこなの!?」

「最重要課題です」


極端な話、俺は戦って負けて死ぬことは怖くないし、そんなもんだと思っている。


だが日坂さんは別だ。

もし俺がそこで死んだ場合、日坂さんはダンジョンの外まで戻れなくなる。

それだけは避けないといけない。


なので・・・護衛を雇うことにした。


「え、えーっと・・・でも、それにもお金が」

「これを使います」

「それって、スキルスクロール・・・?あ、もしかして」


ボスのオーガの時に見つけたやつだ。

これを、ある人に渡す。

それを代価に護衛をしてもらうのだ。


ちなみに前もって話は通してある。

まぁ死ぬほど渋られたけどな。代価にしては貰いすぎてるって。

だから武器くれるんだけど。


「ちなみに護衛は桜木さんです」

「えぇ!?」


何か持ってたこれ、桜木さん・・・と、同じチームの人が必要としていたものらしい。

ワンチャン無いかと話を持っていた時にそんな話をしてくれた。


「多すぎるって怒られましたけど」

「それは・・・ああうん。そうかも」

「あ、そうなんですか?」

「うん。護衛依頼って、形にはなるみたいなんだけど」

「へぇ?」


何でも、企業から依頼を受けてってことがあるらしい。

物資の改修係をその人がやって、護衛の人がそこまで連れてく。

そう言う形の依頼だそうだ。

その依頼でもスキルスクロールは絶対に手に入らない。

報酬金としては高すぎるって話だ。


「最初はこれ売って治療費にと思ったんですけど」


足らないのだ。高いね、海外治療。


だから鎧蜘蛛の糸だ。

これはとんでもなく需要が高いのだ。

その癖強くて倒すのが難しいから、供給量がほぼない。


欲しがってる奴も、そんなことを愚痴っていた。

自分だけじゃなくて、知り合いの人も全員が欲しがっていると。

そう言った人たちも含めた買い取り金額を試算したら足りたのだ。


なので、それを手に入れる事になった・・・と言う流れだ。


「まぁ何で、買取はそっちに回しますけど、良いですよね?」

「ぜ、全然!むしろ文句何て言える立場じゃ・・・」

「言ってほしいんですけどねぇ」

「え?」

「ナンデモナイデス」


おっと危ない、何かが漏れ出たな。


「あ、そうだ」

「あ、うん。何?」

「いや。このままだと今までと変わらないじゃないですか」

「う、うん」

「だから色々やってもらいたいことがあって」

「色々・・・?」


ここからが日坂さんにやってもらいたいことなのだ。

今回の件は、俺と日坂さんが両方頑張るって形をとらないといけない。


そこで・・・色々任せることにした。

主に、戦闘以外、全部を。


「え」

「必要な手続きとか、色々面倒だなって・・・」

「あ、そういう?」


ようするに、俺が全力で戦える状況を今まで以上にサポートしてもらって作ってもらう形にするわけだ。

実際俺が全力じゃないと鎧蜘蛛は今はまだ倒せないから、これは間違いなく必要な事だ。

余計な事を考える余裕は、ない。


「だからすみません。他の事をお願いします」

「・・・うん。分かった。任せて」


特にご飯関係を。


「え」

「経費で精算するんで用意してもらえると・・・」


今まで一緒にダンジョンに行くうえで、何度か日坂さんが作った物を食べさせてもらった事がある。

勿論その分のお金は払っている。


んで、それを経験した後に、また一人で潜って思ったんだ。


「ご飯、美味しくないなぁって」

「そんなに?」

「携帯食料ってなんで、あんなに微妙なんすかね」

「あー・・・まぁ、そういうものだし」


不味いとは言わんよ。だが・・・食っても?って感じ。

ヤル気も活力も何一つ湧いてこない。

あんなのそう何日も食ってらんねぇよ。

よく俺は日坂さんと会うまであんなの食ってたよおい。


「なので是非とも・・・無理のない範囲でって言うとあれなんで、そこだけは何卒・・・」

「う、うん。そっちも分かったよ」

「じゃあ先にお金渡しておきますので」

「うん・・・!?と、戸村君!?多くない!!??」

「何日か分ですよ?」

「いや多いと思います!」


えぇ・・・?多いか?

千尋から聞いたから間違ってないと思うんだけど。


「と、戸村君の家って、結構お金持ち・・・?」

「いや別にそう言うわけじゃない・・・事は無いか」


親は年柄年中海外行ってるから何してるか知らんけど、金で困ったことは無いな確かに。

あとリアも稼いでるからそっちも凄いし。


そう考えると、うちは十分金持ちなんだな。


「まぁでも持っててくださいよ。あ、何かあったら私用で使っちゃって大丈夫ですよ」

「絶対にしません!!」

「俺にとっては金より、日坂さんに何かある方が問題なので」

「うっ・・・と、戸村君、さっきから恥ずかしい事ばっかり//」

「恥ずかしい?」

「な、何でもないです!」

「はあ」


そんな恥ずかしい事言ったか俺?

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― 新着の感想 ―
[一言] 家族構成が普通と違うと思ったらそっちの方でしたか 関係ないけど、なんとなくあしたへフリーキックの主人公を思い出した
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