始まりの日 6
どうもどうもどうもどうもどうもどうもまくらんヴォです!ついに入学式!どうぞお楽しみに!
そういえばなんですけど、前回、樹君の体系などのプロフィールを書いていなかったので編集しました!お手数お掛けします( ̄◇ ̄;)
「うおおおおお!すげえなあこの学校!ほんと受かってよかった~!」
俺の隣、樹からそんな声が聞こえた。確かに少し共感できる。
今俺たち新入生達が聞いているのは、壇の上にいる、この学校の吹奏楽部だと思われるオーケストラの演奏。聞いたこともない曲だから、多分オリジナルなのだろう。
しばらく聞いていること5分。演奏が終わり、練習場に拍手が響いた。俺は座りながら拍手していたが、樹含める大半の人数がスタンディングオベーションをしていた。樹に関しては泣いている。えぇ……。
拍手の中、吹奏楽部は左右分かれ、幕の裏に下がった。すると今度は壇の真ん中から教卓が現れ、左から先生らしき女性が現れ、幕の隣に立った。
「これより第23回国立スキル育成専門学校入学式を始めます。」
どうやら、ここからが本番らしい。
「皆さん、入学おめでとうございます。私はこの度司会を務めることになる増井と申します。ではまず最初に校長先生のご挨拶です。校長先生、よろしくお願いします。」
そう言って増井先生は幕の裏に隠れた。
しかし校長のあいさつか……。教卓が現れたってことはそこで話をするってことだよな。あの身長で大丈夫か?
俺が不安に思っていると、右から高身長の女性が入ってきた。教員用のスカートから覗かせる脚はなわめかしく、ボディは引き締まり、見る人を魅了していた。……は?誰?
そして女性が教卓に着き、こちら側に体を向けた。
「皆の諸君、まずはご入学おめでとう。私はこの学校の校長、大瀬 櫻子だ。」
「ブフッ!」
「す、俊?!どうしたいきなり!」
「……い、いや、何でもない。」
「そ、そうか。……しっかしきれいだなぁあの校長。若々しいしよぉ。」
「あ、あぁ……そうだな。」
そうして、違和感のある校長の話が始まった。
「そういえば、俊のスキルの名前とか聞いていなかったな。今後一緒だし教えてや。」
暇だなぁ……と思って欠伸しようとした時に、樹に話しかけられた。
俺のスキルの名前?……ああ、そういえばあいつが言ってたな。普通の人々は、自分でスキル名を役所に登録するって。
とりあえずこれを言っとけば大丈夫ってあいつが言ってた奴を言うか。
「俺のスキルは【白紙】って言うんだ。能力は……ええと、あ、そうだった。一つだけあらゆる物体を動かすことができる。」
「……そのスキル強くね?俊。」
普通に驚かれた。すごい真顔で。……なんか、この樹の驚きを無くさないと、俺の学校生活が色々まずくなりそう。
「大丈夫大丈夫。あー、何でも動かせるって言ったけど、ほんの少しだけな?それに重すぎるのも無理。」
「あ、な~んだ。そういうことかよ。驚かせんなよぉ~。」
そう言った樹は、俺に肘をぐりぐりしてきた。……あの、地味に痛いんだけど。
「それじゃあ俺のスキルも教えるぜ。俺のは【韋駄天】。能力は名前の通り足が速くなる。」
「ほへえ、結構使い勝手がいいスキルだな。」
「そういうなよ。俺は俊のほうがいいと思うぜ?何でも動かせる……ロマンあるよなぁ。」
「……それでは、私からの話は以上だ。学校生活、楽しんでくれ。」
と、俺たちがこそこそと話していたら、いつの間にか校長の話が終わっていた。……なんか、チクチクと前から視線を感じたが気のせいだよな……?
読んでくれてありがとうございます!投稿ペースはあまりとれないので、ちびちび上げると思います!
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