始まりの日 4
すっかり遅くなりました。まくらんヴぉです!執筆する時間があまりありませんでした!に、逃げてはいません。ほ、本当です。ま、まあどうぞ。
校長室から離れた俺は、校長に行き先を教えてもらった第1練習場に向かっていた。
「えっと……?校長室に行く前に校長から教えてもらった第1練習場は……っと。お、あったあった。案外近かったな。」
そう言って俺は練習場に向かって歩いた。
練習場につくと、まばらだが人が何人かちらほらしていた。見渡してみると、ほとんどが俺と一緒の制服ってことは俺と同じ新入生だろうか……。おんなじクラスになるかもしれないし一応顔は覚えておくか。
「そこの君、新入生ですよね。こちら受付となっております。お名前を聞いてもよろしいですか?」
俺が皆の顔を覚えているときに、隣に座っていた女性に声をかけられた。
「あ、はい。白色 俊といいます。」
「俊君ですね。少し待っててください。……ええと、確かここら辺にあったはず……。あ、あったあった。ほい、ほいっと。……これで受付は終わりです。何か聞きたいことがあったらなんでも聞いてください。」
と、俺と向かい合ってそう言った。
「ありがとうございます。あ、そういえばなんですけど、なんで前に人だかりができているんですか?」
「ああ~。あれはですね、皆さん自身のクラスがどこなのか確認してるんですよ。」
「ほへえ……。なるほど。ありがとうございます。」
俺はにこにこした受付の人と別れて、皆が集まっているほうへ向かった。
人だかりの中に入ると、床から2メートルくらい上にある電子掲示板がまず目に入った。見ると、なるほど、確かに受付の人が言ったとおりだ。
映し出されているのは、まず上に「芸能系」と「戦闘系」の文字が書かれており、その下にクラスが、そして名前が書かれてあった。クラスの数は、芸能、戦闘系変わらずA,B,C,D,Eクラスあり、それぞれ25人クラスだった。
「さてと、俺も皆と同じように探してみようかね……。」
とりあえず一見(というか絶対戦闘系より)暇そうな芸能系のところをすべて見るが、俺の名前はなかった。
「おいおい、まさかだと思うが……。」
苦笑いを浮かべ、こめかみをピクピクさせながら芸能系の隣、戦闘系のほうに目を移して上から順に確認すると、C組に名前があった。
二度三度確認してみるが……C組だった。
俺は何事もなかったかのように後ろを向いてそのまま歩き、またクルリと回って掲示板のところまで歩き、見ると……C組だった。
……なるほど。これが現実を突きつけられるというものか……。
頭の中に「やーいやーい!白色君、現実突きつけられてやんの~!うひゃひゃひゃひゃひゃっ!」と笑ってくるあいつが浮かんだ。絶対ぶっ殺してやる。
「まぁ、校長の言ったことを信じてみるか……。」
とりあえず切り替えて先へ行こうと思い、人を避けながら練習場の中に入った。
読んでくれてありがとうございます!投稿ペースはあまりとれないので、ちびちび上げると思います!
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