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始まりの日 3

どうもどうもどうもまくらんヴぉです!第3話です!

「さて、まずは入学おめでとう。」


「ありがとうございます。」


今俺がここにいるのは、この学校の校長室。最近の校長室などは、電子機器がいたる所にあるのが常識なのだが、なぜかこの校長室は、昔にあったような革のソファが6つと、奥に高そうな机があった。


と、周りを見渡していると、大瀬校長が口を開いた。


「しかし……なぜお主はこの学校に入ろうと思ったのじゃ?理由が聞きたい」


俺は正面に座っている大瀬校長に向かい合ってこう答えた。


「暇そうで充実してなさそうだなぁと思ったからです。」


「……」


「……」


「……それだけ?」


「はい、それだけです。」


そう言うと、大瀬校長は背もたれに深くのしかかって自分の右手で顔を覆った。


「はあ、ほんとお主は変わっとるよのう……。ひとつ言うが、この学校、それなりに充実して暇そうじゃないぞ。」


「……え?」


この校長、今なんつった?え?暇じゃない?それなりに充実?嘘?


「ふふ、顔に出ておるぞ。その様子じゃ、先生に騙されたようじゃな。」


「……くそ。あの野郎……!」


俺、まんまとあいつに騙されたのか。ぐぬう。


「まあ、お主が前いたところよりは充実してないし、暇だと思うぞ?」


「はあ、それはそれは。」


こんどあいつに会ったら縛り付けようかと思ったが、それなら、まあ……。


「さて、それでは今回の本題、この学校について説明するぞ。この学校、東京国立スキル育成専門学校は3年間を通してスキルを名の通り育成するってのは知っておるな?」


「はい。」


「うむ。それでこの学校は、学年ごとにカリキュラムがあるのじゃ。1,2年は、自分のスキルをどのくらい成長させるか、また、どのように応用できるか、じゃ。3年は、実際に自分の成りたいスキラーの現場に行って学ぶ、いわゆる職場体験じゃな。」


「ほうほう。」


「また、この学校は3年間ずっと同じクラスで過ごし、また、自分たちで作った3,4人くらいのグループで、3年間出される課題を共に取り組むというものもある。……以下が、この学校の説明じゃ。何か質問はあるか?」


「はい。」


「なんじゃ?」


「先生って何歳ですブベェッ!」


「なんなんじゃお主は!妾の説明の時間を返せ!」


「……ふう。ちゃんと聞いてましたよ。ただ……ちょっと気になっただけで。」


「ぬう。このことは不問にしてやる。……ぬ?もうこんな時間か。ほれ、あと30分くらいで入学式が始まるぞ。今回はここで終わりじゃ。」


「あ、はい。それでは失礼します。場所は第1練習場ですよね?」


「うむ。そうじゃ。」


そう言って俺は、校長室を去った。




俺の去った校長室



「たった一人で世界を白紙にできるP()o()B()のエース「(ホワイト)」か……。何か、よからぬことが起きる気がするな……。」


そう校長は呟いて、自分も部屋を出た。



読んでくれてありがとうございます!投稿ペースはあまりとれないので、ちびちび上げると思います!


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