始まりの日 1
どうも初めましてまくらんヴぉです!不束者ですがよろしくおねしゃす!
「はあ…今日から学校か…だりぃなぁ。」
西暦2058年4月10日、俺は都内のアパートの中で学校に行く準備をしながらそうつぶやいた。
「…よし、準備も済んだし行くか!」
と独り言をつぶやいて自分の部屋の玄関から外に出た。
手から出てる風で道に落ちた葉っぱを掃除している人や、3つの丸太を片手で担いで歩いている人とすれ違いながら何度も地図で確認した通学路を通る。
スキル
この世にはそういう名のいわゆる「能力」というものが存在する。例えば、「念力」、「ハイロキネシス」、「透視」などもスキルに含まれる。
西暦1970年、ことの発端はこの時から始まる。
当時、人々はごく普通に生活していたが、突如、なぜかその年に生まれてきた子供はいわゆる超能力を有していた。
当時は「宇宙人のしわざだ!」、「世界が滅ぶ兆しだ…」などの声が上がり、世界中が大混乱。
世界の国々が最先端の知識を駆使したが謎を解明することはできず、そのまま事態は収束し時代は急速に変化した。
西暦2058年、世紀の大事件「ミュータント」から88年後、かつて「能力」と言われていたものは「スキル」となり、世の中に溶け込んでいった。
今ではほとんどの人類が一人1つだけののスキルを有し、かつての生活とは全く違う暮らしになっている。
例えば学校。昔からの座学はそのままだが、実技に、スキルの向上のための「スキル科目」といわれる授業が追加された。
また、スキルにも才能というものがある。才能がないと、スキル自体は使えるが規模が小さい、少ししか発動できないなどの欠陥がある。
まあそんなのがスキルというものである。
と、そんな感じのことを思いながら、俺、白色 俊は道を歩いた。
しばらく道並みに進んで角を曲がると、俺が目指していたある建物が見えた。
「ようやく着いたかスキル学校…。はあ、全くあの人はどうして俺をあんなところに行かせるんだよ…。」
東京国立スキル育成専門学校。通称スキル学校。
この学校は名前の通り、スキルを専門として生徒を育成させる学校であり、数々の有名スキラー(スキラーとは、自分のスキルを活用して、様々な活躍をしている人のこと)を排出してきた名門校。
「とりあえず中に入ってみるか…」
俺はそう言い、ある人物を探すために校門をくぐった。
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