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NSSO《国家特別秘密組織》  作者: まっふん
プロローグ
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チェストラの街

チェストラは都市の名前である。チェストラ国のチェストラ市。まさに大都会中の大都会。

チェストラ国自体、内陸部に位置しているので、周りには海はない。チェストラ市はチェストラ国の中心部にあるため、山でとれたものや、海から輸入されたものが、川を通って入ってくる。街は整備されており、道には馬車が走っている。建物は古くから残る石造りの建物が現存されており、統一されている。


 チェストラは、朝市などが開催されている広場を中心に街並みが作られているため、上から見ると車輪のようである。広場の前には、博物館と美術館が一緒になっている建物があり、休日は多くの人で賑わう。広場を中心に45度ずつに大通りが通っており、さらに大通り同士の間に通りが通っている。

 広場と一週目の建物は第1区と呼ばれており、宿やカフェなどが並んでいる。チェストラ以外の地域に住む人が多く訪れるいわば、観光地のようなエリアだ。ミュージカルやオペラなどが行われる音楽堂もある。

 2週目の第2区は、高級住宅と公共施設が立ち並んでいる。チェストラ国で一番大きく美しいといわれる「チェストラ国立図書館」や大聖堂がある。NSSOのメンバーの家や警察庁も第2区にある。

 第3区は、学校や服屋、食品を売る店などがあり、一般市民が多く使う地区である。また、東の第3区にはスラム地区が広がっており、スラム出身のNSSOメンバーも少なくはない。

 第4区は多くの一般市民が住む住宅地区である。外側に行けば行くほど、所得が少ない人が住む地区になっていくので、治安も外のほうが悪めだが、そこまで酷くはない。一番酷いのは、スラムの地下に通っている下水道のスラム街である。少しでも物を持っていたら、全てかっさられてしまうほどで、政府も何度か救済処置を施そうとしているが、失敗に終わっている。


 NSSOのメンバーが住んでいる家は、フロアがそこまで広くないご7階建ての建物である。1階にはリビングとキッチンなどがあり、23456階は、各フロアに4人分の部屋が用意されている。部屋にはデスクと衣装棚、ベッドなど必要最低限のスペースと少しのゆとりがあるぐらいである。部屋は廊下を隔てて、2と2に分かれており、吹き抜けの螺旋階段がある。


 朝ごはんは、個々で済ませるが、洗濯や夕食は担当を決めて、なるべく全員で取るようにしている。毎月5人班を4つ作り、週2で買い物や共通で使う物の掃除、夕食の支度などを行っている。会計係が日用品、食料品などと数人に分かれており、国から支給される給付金や、警察からの報酬でやりくりしている。

 訓練は、始動前はチェストラから離れた場所で行っていたが、今は警察庁の中にあるトレーニングセンターで行っており、事件が起こらない限りは、ノルマを立てて訓練している。内容は、基礎体力や筋肉をつけるものから、銃の扱い方、ナイフなどの武器を使ってでの接近戦での戦い方など総合的である。

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