第7話 ボス討伐戦 出発
サブタイトルつけてみた。
「アル君大丈夫かい?」
「はい、問題ないですよ」
俺は今、予定通りダウンクロウを母体としたボス討伐に参加していた。
2チームを組み交代でボス討伐にあたる。
これを聞いて数で討伐すれば良いという発想になりそうだがダンジョンは特殊で一定の人数を超えてボス部屋に入ると、ボスが出てこない上に次の階層にいくための階段も消えるのだ。
ボス部屋に入ると、脱出方法は帰還石のみとなり基本的にはボスを倒さないといけない。
次のパーティが部屋に入ると、何故かボスは全回復している。
理由が解明されていない、ダンジョンは未知の場所でもあるのだ。
俺はスミスさんと同じパーティだ。
連携もわかっている相手がいるのは心強い。
「待った!」
1番先頭を歩いていたシーフの男が制止をかける。
「どうした?」
シーフがスミスさんの所まで走ってきた。
「人がいます」
「人?」
「ええ、集団です」
「集団...国家探索者か」
このダンジョンは通常国家探索者しか入れない。
一般の探索者は基本いない。
「僕たち以外に申請をだしたクランやパーティはあるか?」
「いえ、俺達だけです、他はまだ準備中と聞いてます」
これは十中八九国家探索で間違いないだろう。
先日の嫌な記憶が蘇る。
「大丈夫かいアル君?」
スミスさんが俺を心配して声をかけてくれた。
「エナジーヒールかけますか?」
後ろを歩いていたヒーラーの方に声をかけられる。
「いえ、大丈夫です、少し嫌なことを思い出しただけですから」
「ボス部屋に入るのは後になるんですから、私の魔力なら気にしないでください」
そういってヒーラーの方が魔法をかけてくれた。
「ありがとうございます」
そんなに酷い顔をしていたのか心配をかけてしまった。
「避けては通れないからな、行くしかない」
スミスさんが今の状況を言っているのか、俺の状態を言っているのか...
もしかしたら両方なのかもしれない。
報告にきたシーフと共にスミスさんが先頭に行った。
しばらく歩くと人の声が聞こえてきた。
「いつまで休んでんだよ!行くぞ!」
「だから!1回失敗してんだから無理して行くのは危険だって!」
「帰還石あるじゃねぇか!勝てなくても情報ぐらい持って帰れるだろ!」
「疲弊してるときにやるべきことじゃないだろ!今の状態は危険すぎるんだよ!」
言い合っている人物達の姿が見えた。
「このパーティーに腰抜けはいらねぇ!クビだクビッ!」
アーサーと見知らぬ冒険者が仲違いしていた。
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