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第5話 黒い指輪と奴隷商

結局俺はスミスさんの話を断った。


復讐してやろうとは思うが、それとこの国を背負うのは別だ。

スミスさんに協力してあげたいとは思うが、まずは自分でその部分に触れてみたいと思った。


取り合えず今回はダンジョンボスの討伐メンバーとして一緒に行くことになった。

スミスさんは俺の実力を認めてくれる数少ない理解者だ。


討伐は明後日に予定されており、メンバーもほとんど決まっているそうだ。

ダウンクロウは大きなクランだが、今回募集をかけたのは優秀な支援職が不足しているからだそうだ。

俺と一緒に探索経験のあるスミスさんは、支援の重要性を理解している。

なのでダウンクロウは比較的支援職を採用している。


俺は討伐準備のために街に買い出しに出た。

と言っても消耗品を買い足す程度で重要な装備等はもうあるので買う必要はなかった。

しかし、防具屋の付与魔法具があるコーナーの黒い指輪が気になった。


「すみません!」


お店の人を呼ぶ。


「はい!なんでしょうか?」


若い男の獣人が出てきた。


「あの、この指輪説明の札が無かったのでちょっと気になって」


付与魔法が掛かったものにはどういった効果があるのか札が置かれているのが普通だ。


「あ、この指輪はですね、効果がないんですよ」


「効果がない?付与魔法具コーナーにあるのに?」


「ええ、実は効果ないというよりマイナスの効果なんですよ」


効果はあるようだが、マイナスの方面だそうだ。


「どういった効果なんですか?」


「はい、着用者の魔力を徐々に吸い取る効果なんです」


俺は指輪をはめてみた。


「あ、お客さん!大丈夫ですか?」


店員が困惑したような顔をした。


「はい大丈夫です、これいくらですか?」


店員に不思議そうな顔をされたが俺は指輪を購入した。

もちろんただのマイナスな指輪ではないと気づいたから買ったのだ。

着用した時に気づいたのだが、この指輪魔力を吸い取って備蓄しているのである。

その魔力も取り出して自分に戻すことも出来たので結構使えるアイテムだ。


と言ってもその指輪は魔力を吸っているので、取り出すのが結構難しい。

まぁ出来たので買ったのだが。


俺は家に帰った後に、指輪に魔力をある程度込めて寝た。


翌朝、指輪に込めた分の魔力は回復していた。


今日1日は本当にフリーなので何をしたいか考えた。

やはりダンジョンに潜りたい。

しかし、エンチャンターと一緒に潜ってくれる奇特な探索者は少ない。


「やっぱあれしかないかな」


昨日スミスさんがさんざん言っていたことだが背に腹は代えられない。

俺はそう決めると早速目当ての店に向かった。


「すみません、探索奴隷を見たいのですが」


そう、俺は奴隷商に来ていた。

昨日スミスさんがおかしいと言っていた制度に縋るのは気が引けるが、‘‘今の俺の状態‘‘から考えるに奴隷以外の探索仲間は考えられない。


「探索奴隷ですね少々お待ちください」


奴隷はしっかり区分されているわけではないが、探索奴隷と指定すると戦闘が得意な奴隷を紹介してもらえる。


「お待たせいたしました」


従業員の人が扉を開け奴隷達を引き連れてきた。

全員で10名程だった。

本当はもっといるが、部屋にこれ以上入れると手狭になってしまう。

とりあえずオススメ10名を連れてきて、残りは資料を渡された。


「この10名以外に気になるものがいればお連れいたします」


「わかりましたとりあえずこの10名の説明を聞けますか?」


俺は従業員に説明を求めた。


奴隷のほとんどが男で、獣人と人族が半々だった。

実力的には中堅探索者の者が多く、結構優秀な戦闘職が揃っていた。

その中に女性は3名いて2人がヒーラーでもう1人がシーフだった。


ヒーラーは必要なので確定として、前衛職を1人決めれば一応パーティとして最低限の形にはなる。


「では、このヒーラーの人達と話させてもらってその後に前衛職の人たちでいいですか?」


「かしこまりました」


俺はまずヒーラーと面談することにした。

2人同時に面談する。


1人は兎人族で、もう1人が人族だ。


「「よろしくお願いします」」


ヒーラーの2人が挨拶をする。


兎人族は若く、探索者の知識は最低限抑えているといった感じだ。

人族の女性は20代半ばで経験もそれなりにあり、頼もしいお姉さんといった感じだった。


「では、面談はこれで終わりたいと思います、結果は従業員に相談の上決めますので、本日はありがとうございました」


俺は2人の面談を終えた。


その後他の8名とも面談を終えたが、良くも悪くも中級探索者であった。

アルが求めているのは伸びしろであった。


「う~ん悪くはないんだけどな」


「お気に召しませんでしたか?しかしこれ以上の奴隷となるとオークションでしかお目にかかれないですよ?」


確かにそうなのだが、せっかくなら面白そうな戦闘職を探したい。

奴隷リストを眺めているとふとある職業に目が止まった。


「すみませんこの‘‘プランター‘‘って何ですか?」


初めて見る職業だった。

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