第27話 蠢く闇
アンケートに答えて下さった方々ありがとうございます!
思いのほか、改稿しないでほしいという声を頂いたので改稿はしない方向で行きます。
「ネマ!」
合図を送り、俺が退避をすると同時に複数の蔓が魔物を襲った。
「よし! いい感じ」
ネマはなにも言わないが、誇らしそうに胸を張っている。
「チェルシーも立ち回り安定してきたし、そろそろダンジョンボスに挑んでもいいな」
「ボスですか?」
「ああ、初級のダンジョンなら大丈夫だろうからな」
1度倒されたボスの情報は豊富に共有され、実力さえ伴っていれば倒すのは問題ない。
「それじゃあ、午後はダンジョンボスに挑むから一旦帰って準備しようか」
10階層のボスなら2時間もあれば辿りつけるので一旦段取りと休憩を兼ねて戻ることにした。
--------------レティシアSIDE--------------
「首尾は?」
「はい、アルのパーティーに入ることができました」
「そうか、ならば計画通りそちらは任せる」
「はい」
「ダウンクロウの方は私がなんとかしよう」
「かしこまりました、しかしアーサーの方が」
「そうだな、あれは困った、国王様に報告を入れて対応策を考えよう最悪は・・・・・・」
「分かりました」
「では、よい報告を待っておる」
レティシアは、黒いフードを被った人物と別れ城を後にした。
--------------アル・ギルバートside--------------
「ということで、ボスのケンタウロスは正面への対応は強いが、後ろへの方向転換が苦手だ」
探索者ギルドの一角を使い、昼ごはんと作戦会議を済ませていた。
「後衛もできるだけ正面に入らないようにポジションを動かすんですか?」
チェルシーが質問する。
「そう、ただ距離があるから急いでずれる必要はない落ち着いて対処すれば大丈夫だ」
「はい、しかしターゲットを取るのはネマには難しいのでは?」
今の前衛はネマしかいない。
いや、ネマはどちらかというと中衛だ。
ターゲットを貰わないようにしながら攻撃するポジションが一番合っている。
「まぁそこは」
「ご主人様が引き付けるんですね」
「そういうことになるな」
「そろそろ純粋な前衛が欲しいですね」
エンチャンターとは何ぞやという立ち回りしか最近はしていない。
おかげで支援をほとんどせず、ターゲットをとるだけの役割になっている。
「でも、ご主人様本当凄すぎます」
敵を倒すほどの火力はないにしても、前衛で動けるエンチャンターは俺ぐらいだろう。
「よし、役割も確認したし出発するか」
アイテムなどを補充し、休憩、作戦と準備が出来たので俺達はこのパーティーで初めてのボスへ挑戦をすることにした。
この作品を進めるうちに自分の執筆に課題が出てきました。
自分の執筆能力を上げるために近々新作を出したいと思います。
内容的には主人公最強系にしようかと思っています。
私の癖としてどうしても主人公に超えるべき壁を作ってしまいがちなので、ストレスフリーで読める作品も書けるようになりたいです。




