表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/45

第17話 呼び出し

--------------国王side--------------


「あのクランなんと言ったか」


「は! ダウンクロウという名前でございます」


「してあの後、国家探索者の希望はあったか?」


「いえ、どうやら国家探索者になるつもりはないようです」


「ほう、生意気なクランじゃな」


「どういたしますか?」


「ふむ、取り込めそうなら取り込め、無理なら消せ!」


「ハッ! かしこまりました」


「ダンジョンボスを倒したという名声は捨て置けんな」


国王は暗い笑みを浮かべながらワインを口にした。


--------------アル・ギルバートside--------------


「はぁはぁはぁ」


「チェルシー頑張って!」


「はぁはぁ」


「ネマ! いいね!」


俺達は今ランニングをしている。

ネマは元々運動はよくしていたらしく動けている。

チェルシーは、典型的な後衛らしく全然体力が無かった。

しかし、その双丘の揺れる様は、男の視線をくぎ付けにして離さないものだった。


「よし、それじゃあ汗を拭いて休憩したらダンジョンね」


俺は今チェルシーと、ネマの強化計画を実行していた。


「シクシク、ネマちゃんご主人様が鬼です」


「チェルシー体力無さすぎ」


「ネマちゃんまでーー!」


ここに味方はいないのかと絶望の表情をした少女がそこにはいた。


「すみませーん!」


誰かが家にやってきたようだ。


「はいはーい!」


チェルシーが駆けていく。


「案外体力有り余ってるんだな」


ぼそっと呟いた俺の言葉を聞いてチェルシーの背中がビクンッと跳ねた。


「あ、足が!」


そういってチェルシーは足をかばいながら歩き始めた。


「ふふ」


ネマが面白そうに笑っている。


「あ、アルさんですか?」


男の人が訪ねてきた。


「はい、なんでしょうか?」


「ダウンクロウのデニスと言います、リーダーからお話があるので時間がある時にクランハウスに来てくれないかということです」


「分かりました、今日の夕方頃伺いたいと思います」


言伝を伝え終わると、男の人は去っていった。


「チェルシーどうしたんだ?」


「う、うう、足をつりました」


チェルシーが地面にうずくまっていたので聞いてみると本当に足をつったらしい。


「しょうがないな、少し長めに休むか」


チェルシーの顔がパァと明るくなった。


「中に入るぞ」


俺はチェルシーをお姫様抱っこをして家の中に担ぎこんだ。


「きゃあ!」


「マッサージもしてやる」


「え!」


俺のマッサージを受け回復したチェルシー達を連れダンジョンへ向かった。

マッサージをしている時に、チェルシーの顔が赤かったが、そんなに気持ちよかったならよかった。


下の作品もお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ