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第11話 石碑に名を刻むこと

王国名、前話で出てきましたが、アルの今いる国の名前がエルドア王国です!

「これは・・・・・・」


「行ける!」


「アル!」


2度目の転倒を引き起こし、ゴーレムの身体のはひびが無数に走っていた。

あれからパターンに嵌めることに成功し、これ以上何も無ければ勝てる。


「はい! 一斉攻撃お願いします!」


攻撃職全員でスキルを叩き込む。

ついにゴーレムが破壊され、戦闘不能になる。


「やった!」


「まさか、初見突破とは・・・・・・」


「嘘だろ・・・・・・」


「やっぱアル君は欲しいな・・・・・・」


各々の気持ちを吐露しながらもみんな勝利した喜びを隠せていない。

国家探索者が何度もトライして倒せなかった相手を、初見で突破したのだ、一躍有名になるのは間違いなかった。


部屋を照らしていた赤い松明が青く光り、突破を知らせてくれる。


「皆さん! 石碑にいきましょう!」


俺達は素材をある程度回収し終わると、次の階層に繋がる階段の前に行った。

その扉の横に石碑と呼ばれるものがあった。

リーダーのスミスさんがそこに、探索者カードをかざす。

すると、石とカードが光文字が刻み込まれた。


「ふふ、やりましたね」


「ああ、新ダンジョンのボスを倒す名誉なんて普通の探索者にあるとは思わなかったが・・・・・・」


「夢、じやないよな・・・・・・」


「オッシャー!」


「やりましたね」


その石碑には、俺達パーティーの名前が刻み込まれていた。

各々の名前の横に、クラン名も載っており非常に格好よく映る。

しかし、俺の名前の横は空白であり、少し寂しい気がした。


「スミスさん下の階層見に行きますか?」


俺はリーダーに提案してみる。


「う~ん、みんな疲れているだろうから帰ろう! と言いたいところだが、俺達の受けた依頼はあくまで調査だ、少し調べて帰還石で帰ろう」


スミスさんが全員にも同じ指示を出す。

次の階層は犬型で素早い魔物が多かった。


「よし、詳しくは調べられなかったが帰るか」


そう言ってみんなで帰還石を使う。


俺達パーティーは『石碑公園』と呼ばれる場所に飛ばされる。


「お! 現れたぞ!」


「あれか! ボス倒したパーティーは!」


「見ろ! 石碑にダウンクロウのパーティーが載ってるぞ!」


俺達が公園につくなり、周りはお祭り騒ぎだった。


「10年振りのダンジョンボス攻略だろ!?」


既に倒されたことのあるボスは攻略とは言われない。

なので、新ダンジョンを国が管理している間、新ボスを倒せるのは基本国家探索者だけなのだ。

しかも、新ダンジョンはそんなポンポン出てくるものではないので、一生に1回でもその名を石碑に刻むのは大変栄誉のあることなのだ。


「騒ぎが大きくなる前に王城に報告しに行くぞ」


スミスさんがそういうと、俺達は人を避け王城へと急いだ。


こちらもお願いします!

『エロゲに転生した俺は悪役令嬢に婚約破棄され復讐の鬼になるラスボスでした~最初でラスボスの力を手にいれて最強になってしまったようだ~』

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