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第1話 追放

「ふぅ、お疲れ様戻ろうか。」


俺は戦闘が終わったパーティメンバーに声をかける。


その中であからさまに嫌な顔をする奴がいるが、今の所問題を起こしてないのでスルーをする。


この時に何かしていれば俺の未来は変わったのかもしれないが、この時はあんな事になるとは思ってもいなかった。


俺たちパーティは、王家直属の探索者パーティ。

所謂国家探索者だ。


その国家探索者のなかでもSランクと最高の評価を頂いている。

この国は、ダンジョンで栄えている国なので探索者の地位は高く、人口も多い。

俺達は、国家探索者ギルドに入って本日の納品を終わらせた。


「国家探索者パーティ『大鳳の翼(おおとりのつばさ)』様国王より召喚命令が出ております。」


国王からの呼び出しだ。

国家探索者とはいえ、珍しい。


「分かりました、時間は?」


「今日の夜19時~21時の間に登城ください。」


「わかりました。では19時に伺うとお伝えください。」


「かしこまりました。」


「では、ありがとうございました。」


俺達は礼を言ってギルドから出る。


「国王様からの呼び出しって!なにか褒賞かな?」


今話しかけてきたのはヒーラーで俺の恋人でもある、エルフのレティシアだ。


「どうだろうね?」


流石に悪いことはしていないから罰ではないだろうけど、一番心配なのは人事異動だ。


これまでも何回か人事異動があった。

俺は、このパーティの前はこの国1番と言われるパーティにいた。

しかし、今のパーティが新しく結成すると、俺が経験者として抜擢されたのだ。


「悪いことはしてないだろうからそんな心配しないでもよかろう。」


コイツはカルロ、うちの盾役だ。


「そろそろ、人事異動じゃない?アルさんの!」


今のは魔法使いのルイーザ。火力担当だ。


「ははっ!そうかもね?」


実際今のパーティは成熟してきた。

前回の経験や、ここまでパーティを成長させた俺の手腕が買われまた異動もありえる。



さっきから一言もしゃべっていないがこのパーティにはもう一人いる。


「チッ!さっさと行くぞ!」


今悪態をついた勇者アーサーだ。

このパーティの要と言ってもいい。


「そうだね。」


俺が同意すると、アーサーは余計不機嫌になり、1人歩いていく。


「私たちもいこ?」


レティシアに腕を引かれ軽い軽食を食べにいった。



夜になり、王城へと出向いた。


「Sランクパーティの『大鳳の翼』です。」


門番に告げると、中へ通された。


扉から中に入ると。


「お待ちしておりました。私案内係をさせていただきますアデルと申します。」


執事が出てきて案内してくれた。


「それではここでお待ち下さいませ。」


豪華なソファがある部屋で待っていると、先にレティシアとアーサーが部屋から出ていった。

どうやらパーティ全体で話されるのではなく、個人単位の話であるらしい。


次に、カルロとルイーザが呼ばれた。

俺1人が残ったということは十中八九人事異動だろう。


「今回も新米パーティ任されるのかな?」


暫くして俺が呼ばれた。


通された部屋は、宰相の部屋だった。

人事異動の時は、わざわざ国王が出てきてやらないのだ。



「国家Sランク探索者!アル・ギルバート!」



「ハッ!」


宰相の前に膝まづく。


「お主を今日付けで解雇する!」


「へ?」


ビックリしすぎて変な声が出てしまった。


「以上!詳しい内容は通達書に書いてあるでは退室せよ!」


俺は何も言えず部屋から出される。


外で執事のアデルから通達書を受け取る。


俺はその場で開封して中身を確かめた。


内容的には、国家探索者の縮小を行うためと、給与の高騰問題などが書かれていた。


「は?」


内容的におかしい。

縮小の件はわかるが、給与の場合減額措置が普通だろう。

というか、自身は給料以上の稼ぎを出しているので納得がいかない。


しかし、国の決定には逆らえない。

廊下を歩いていると、前方にアーサーとレティシアがいた。


「待っててくれたのか?」


そう声をかける。


「ハッ!そんなわけねぇだろ!」


アーサーはそうだろうが、レティシアは違うはずだ。

俺はレティシアが返事をしてくれるのをまったが、その口からでた言葉が信じられなかった。


「あの、アル‘‘さん‘‘私と別れて下さい!」


そう言って頭を下げてきた。


「へ?」


またビックリする内容だった。

レティシアにはヒーラーの立ち回りを教え、信頼を得ていく中で恋仲になった。

そんな彼女から別れを告げられるとは思わなかったのだ。


「私、実は前からアーサーのことが好きだったんです!アルさんには感謝してますが自分の気持ちに嘘はつけないんです!」


そう言ってアーサーの腕に手を回す。


「ハッ!ざまぁみろ!勇者の俺を差し置いてリーダーヅラしてるからそうなんだよ!」


「そ、そんな...」


「ハハハッ!レティ見てみろよ!コイツの顔最高だぜ!」


パーティの主導権を俺に握られていたのが気にくわなかったのかここぞとばかりに責めてくる。


「もう。アーサーこれをしたかったから城を出る前に別れを告げろって言ったのね。」


「は?」


レティシアのその発言は俺を地に叩きつける前触れだった。


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