「ブクマ」について、かなり真剣に考えてみた!
「ただのボヤキ」シリーズ、第8弾です。
ブクマについて、反省とか分析とかいろいろやってみました~。
昨日、3月6日の夜のことです。
「深夜の加瀬優妃」がぶっこんだエッセイを見ると、ブクマが3件消えた代わりに評価人数が増えていました。
「ブクマ外す代わりに評価していったんだ……。これはまた何とご丁寧な……」
とパソコンに向かってぺこぺこお辞儀しました。
「それにしても……何でだろ?」
こんなことは初めてだったので、ランキングを見てみました。
不自然な事が起こったときって、やっぱりランキングに何か異変があるときなんですよね。
……で、今アツい、あのエッセイを発見しました。
内容もさることながら、感想のアツさがすごかったですね。
そして、こんなにたくさんの読み専の方の意見を聞けることもなかったし、また書き手の方もブクマ3桁以上の大都会の方や、2ptでもすごく影響すると主張される遠くの地方の方など、かなりバリエーションに富んでいて、読んでいてとても参考になりました。
若干バトルみたいになっていたのが気になりましたけど……ま、それはさておき、それらを読んだ、加瀬優妃の感想。
「ブクマ外しに関しては、読み手の人に非はないなあ」
現実世界でマンガ好きという人も、私のようにマンガ喫茶の流し読みで満足できる人、週刊誌を買って最新を読んで行く人、単行本を揃える人、週刊誌も読んで単行本も揃える人など、楽しみ方は人それぞれです。
「小説家になろう」だって、読む側の楽しみ方は自由ではないかな、と。
……あ、あ、書き手の方……ちょっと待って下さいね。
「ブクマ外しは避けて下さい」
と訴えることが悪いと言っている訳ではないんですよ。決して。
なぜなら、ブクマで評価が2pt入ることを知らない方が意外に多いと思われるからです。多分、今回のコレで初めて知った方も多いんじゃないかな……。
私も、最初にブクマがついたときは
「評価人数0人。総合ptが2pt。……はぁ!? 矛盾じゃん!」
と相当びっくりしたので……。
評価方法の項目を見ないとわからないですもん。評価する側の人は、そこはいちいち見ないですよ。
本当に……「わかりにくいよ、なろう様!」(※出典:「読み専の悩み事」)
……で……話を戻しますが……。
私、この2ptで一喜一憂するのは田舎の住人ぐらいかな、と思ってたんですけど……大都会の人には大都会の人なりの苦悩があるとわかって、驚いたんです。
ブクマが3桁とか4桁とかある人の場合、完結してブクマ外しを食らうと、200ptぐらい下がったりするんですって。
そりゃ、予想できても凹みますよね。(自作品でそんなにすごいpt稼いだことがないんで、全然共感することができないのが申し訳ないのですが……)
だから「なるべくやめて~。置いといて~」と訴えたくなるのは、よくわかります。
私も「ただのボヤキ」第3弾で言いました。
(ただ、私の「1の位が0と1のときは避けて」という訴えについては、ちゃんちゃらおかしいですけどね。外すならマイページでしょうし、後で述べるように読み専の方の読書量はすごいですから。そこは反省しております。)
訴えるのはいいと思います。
それで、いろいろと知らなくて何気なく外していた読み専の方が
「じゃあ、おいとこうか」
となるのなら、それでいいと思いますし。
ただ……
①「書き手側が、ブクマ外しを非難すること」
②「読み手側が、『ブクマ外しをされないような作品を書け』と言い放つこと」
これは絶対に間違っていると思います。
やってはいけないことです。強く言いたいです。
≪①「書き手側が、ブクマ外しを非難すること」は絶対に間違っている≫
1つ目。
書き手側は「ブクマ」の意味が人によって違う、ということをちゃんと認識すべきだと思います。
単に「栞」という認識の人にとっては、つけとく意味が全くないんですよ。
だからこういう人達に「実はこういう意味があるんだよ~」と訴えることはいい、と言った訳です。
でも、その後どうするかは、その人次第ですけど。
それと
「カテゴリごとに400も入るんだよ。カテゴリには名前もつけられるから、クリック一つですぐに移動させられるしね」
と知らない人のために、と丁寧に前置きして教えた上で
「だからなるべく外さないでね」
とお願いするのならいいと思うんですけど、たまに
「カテゴリ分けて入れとけばいいじゃないか」
みたいな高圧的な文章を見かけるんですよ。
これって
「え? そんなことも知らないの? はあ?」
と見下した感じがするんですよね。
それって、知らない人は当然ムカツくし、知っていてやっていない人は「個人の自由だろ」って反発するだろうし、知っていてやっている人は「わかってるよ。何様?」と文句を言いたくなると思うんですよね。
2つ目。
読み専の人の読むスピードは、洒落にならない。
これはですね、サンプルがあります。
最近、私の連載作品を一気読みして下さる方が現れまして……。
辺鄙な田舎の住人ですから、すぐわかるんですよ。1人だけって。
これ、利点ですよね。(←ちょい自虐。はは……)
そしてその読むスピードに、驚愕しました。
3月6日の朝7時から8時の間に、約70万字、読んでらしたんです。
まだユニークが出ていませんから1人とは限らないですけど、でも、そんな奇特な人がたまたま同じ時間帯に2、3人と現れるとは思えないので、やっぱり1人の方だと思います。
おそらく相当読み慣れてる方だと思いますし、手広く読んで行く感じじゃないですかね。「積ん読」タイプの方かもしれないですね。
こういう方が「ブクマつけといたやつ読んだし、外しとこ~」となるのは、無理ない気がします。それに、こういう方が短編も含めて色々読んでいるとなると、上限に達してもおかしくはないな、と。
たとえば「ランキングの上位5位に全部ブクマつけといて~、で、読んだら外して~」を繰り返しているなど、十分考えられることです。
書き手が読み手に回るときって、いろいろと考えながら読むのではないか……と思うんですよね。
だから結構きっちりと、というか一文一文、大事に読みますので、そんなに早くは読めない……少なくとも、読み専の方よりは遅くなるはずです。(完全に頭を切り替える方もいらっしゃるとは思いますけど……。)
だからこういうザーッと読むタイプの人に自分の価値観を押し付けるのは間違ってるな、と思うんですよね。
ですので、「お願い」はいいけど、「非難する」のは絶対におかしい、と強く言いたい訳です。
3つ目。
書き手側は「ブクマ=2pt」の認識に凝り固まり過ぎですね。
読み手側にとって、ブクマにはいろいろな意味があります。
ですが、書き手側にとっては「2ptに交換される引換券」「お気に入りってことでしょ?」など、かなり思い入れが強い。
ここの温度差が、恐らく揉める原因なんですね。
私は「ブクマ≒2pt」と思っています。
何というか……手付金みたいな感じですかね。仮契約とでもいいましょうか。
キャンセルになる可能性も十分にある、一時的に預かったpt。
そう考えています。
だから完結後にも残っているブクマは非常に嬉しい!
最近までは「応援ってことだよね!」と思ってたのですが、今回の件で「単に忘れられてるだけ」という事実も知ったので、あんまりぬか喜びはできなくなっちゃいましたが……。
ただこれはねぇ、「ブクマを2ptにします」という設定に問題があると思うんですよ。
そのことについては、もう少し後でまた述べたいと思います。
≪②「読み手側が、『ブクマ外しをされないような作品を書け』と言い放つこと」は絶対に間違っている≫
これは一言です。
「できるんなら最初からやってます」
書き手側が、全員が全員、強固な覚悟で挑んでいる訳じゃないんですよ。
プロを目指している訳じゃないんですよ。
自分の中で未熟だと分かっていながらも、
「これから磨いていって上手になりたい」
とか
「せっかく書いたから、一人でいいから読んでもらいたい」
とかもある訳です。
私は、「ブクマ外しは読み手側に非はない」といいましたが、感想については全く別です。
なぜわざわざ傷つける言い方をするのかな、と思います。
気に入らなかったのなら、黙ってブクマを外し、評価もせず、静かに立ち去ればいいと思うのですが。
今後のために言ってやってるんだ、ということであれば
「こうしていった方がいいと思うよ」
というアドバイスをするべきで、ただただ見下すのは完全に間違いです。
ダメ上司のパワハラと同じですね。
文句を言うのは簡単なんですよ。
社会人になって学びました。
反論するのは簡単。代替案を出して、初めて反論の意味がある、と。
……という訳で、ここからは、私なりの代替案です。
要するに、書き手側も読み手側も納得できるようなブクマシステムは何なのか、ということですね。
ただ、現状では……「なろう世界」の住民が協力すればどうにかなる、というものにはならなかったんですよね……。
どうしても、運営側のシステムの話で……。
ですので「提案」シリーズには入れられなかった。「ボヤキ」になってしまいました。
でもとりあえず、聞いてみていただけませんか?
まず、「ブクマ=2pt」をやめることですね。
これは他の方も仰ってることで……。
ただ、書き手側の意見として、ブクマが
「レビューに負けるとも劣らない呼び水効果がある」
「人気のバロメーター」
であることは確かです。
ですので、評価ptとは別に、
「ブクマ数(連載中)のランキングを別に作る」
……というのはどうでしょうか?
問題になっているのって、「完結した途端ブクマ外しにあう」ということに対する、両者の認識の相違、だと思うんですよ。
ですから、ブクマはあくまで「連載中の賑わい具合をみる物差し」という位置づけはどうかな、と……。
より、「栞」の役目に近づけるっていうんですかね。
積ん読、ということもあるので「ランキング上位」=「よく読まれている」とは限りませんが、大勢の人に興味を持たれている、活気がある、ということは確かですよね。
そして、「気に入ったから後で絶対に読み返す」ために、完結してもつけたまま、という方もいらっしゃったので「ブクマ数(完結済)のランキング」もあってもいいのかも知れませんね。評価ランキングとはまた違う面が見えてくるかも……。
……代替案にしてはしょぼい……かな……。
だからボヤキなんですよね……所詮……。
皆さんは、どう思いますか?
ブクマ……今後、どうなっていったらいいと思いますか?
閲覧いただき、ありがとうございます。
もし、私の不勉強とかで見当違いのことを言っていたとしたら、ビシバシ指摘していただければ、と思います。
……ふう……。
結構エネルギー使って書いたので、疲れました。(^_^;)
※3/8追記
≪お詫び≫
最近は小説アプリなどでダウンロードしていっぺんに読む、ということができるようです。
例に挙げた「1時間で70万字」はこのアプリの使用かもしれません。
ですので、サンプルとして不適切であった可能性があります。申し訳ありません。
ただ、他にも連載を一気読みしていただいたことは何回かありまして、「1時間に40万字」ぐらいは普通にあることのようです。
≪その後のボヤキ≫
3/7の活動報告コメントにて、親しくさせていただいている方とのやりとりで、若干この件についてボヤいております。
よろしければ、合わせてどうぞ。
※3/8 21:25追記
ランキングの上位に入り、多くの方々に読んでもらうことができました。
感想や感想返し・コメントで傷つく人が、少しでも減るといいな、と思います。
ブクマ・評価をして下さった方々、本当にありがとうございます。<(_ _)>
※3/10追記
感想欄でいろいろな「ブクマ」の使用法や、私よりもずっといいアイディアが寄せられたり、と見どころが満載です。
ぜひ感想欄をご覧ください。「感想」あっての「ただのボヤキ」です。
感想を寄せて下さった方々、本当にありがとうございました。