1.普通の女と非恋愛体質
この度エッセイを書くことにしました。
小説を書きたいけれどなかなか時間もとれない、でも文章は書きたい、という感覚で始めたので、不定期です。ゆるい感覚ではありますが、お付き合いくださいませ。
さて第一回のテーマ。
とっても悩みましたが、サッカーブログをやっている方が「なぜか恋愛系はアクセスがのびる」とおっしゃっていたので、恋愛の事から書いてみます。いずれはサッカーをはじめとしたスポーツ・大好きな女性アイドル(ハロプロ)など、趣味についても語りたいところです。
サブタイトルにもある通り、私は非モテですし非恋愛体質です。子供の頃から性格がひねくれていました。
三十を過ぎたアラサーである現在は素敵な彼氏もおりますが、そのことによって非恋愛体質であった事も納得できました。
恋愛って大変。
片思いって楽しい。
あの人は私の事好きかしら、部活してる姿のぞいちゃお。今頃勉強がんばってるかな。
妄想はいつはじめても、いつ終わらせても自由。
何があっても、本人には知られないまま、キレイなまま恋が終わる。
なので、人生で一度も自分から告白をしたことがないのです。
脈がなさそうなのでみずからしたところで……という事もほとんどでしたが。
「恋愛体質」というのは、私の考えでは「承認欲求の強い人」ではないかと思っています。他にもあるでしょうけれど。
恋人というのは、常に自分を褒めたり支えたりしてくれる存在です。
そういう人を常に側に置いておきたい。そういう気持ちはわかります。私も褒められたいし、支えられる事はとても嬉しい。友達と違い、世界で一人しかいない「恋人」、その人に認められるというのは何事にも代えがたいのだとわかりました。
反面、私の性格上「誰でもいい、ちょっと好きなら付き合いたい」という事にはなりません。
一度「嫌いじゃない人から付き合ってと言われたから付き合ってみた」ところ、結構面倒な思いをしました。
恋愛において、自分に酔う、という事が出来なかったんです。好きでもない人はつまり、アルコール度数が弱い。私は酒豪だったのか。値段も度数も高くないと酔えないとか貴族か!! 贅沢者め!!!
「この人が好き」なのか「恋人がいる自分が好き」なのか、考えちゃう人は恋愛運体質ではないのかなーと。「恋愛が趣味!」と言い切る人もいますね。そこまで言い切れば清々しい。
私と同世代の男女が「恋したい、結婚したい」と思ってみても、なかなか相手が見つからない……という悩みは、とてもまっとうなのだと思います。恋人が途切れない生き方をするのはとてもパワーのいることですし、羨ましい反面、真似したいとも思いません。
そんなエネルギーがあるなら、小説を書きたい。好きなスポーツを見たりアイドルのライブ見たり、特撮を一気見したりと忙しい。ひねくれではなく、これは私の生き方と開き直りました。
恋人は作らずとも、出会いはたくさんあったほうがいいな、と思います。
大人になると、恋人も友達も途端に出来なくなります。どんどんとコミュニティが狭まる事に恐怖を感じた事も。
別にアウトドアな事をせずとも、こうしてインターネットで私のエッセイを見て「周りにはいないけど世の中こういう人もいるんだなー」と思うだけでも、出会いです。私もみなさんのエッセイや作品を見て、色々と思いを馳せている事がしばしば。インターネットのある時代に生まれて本当によかった。内向き傾向にある私にとってはありがたいツールです。小説も発表できるし!
ちなみに。
サブタイトルからして誰も期待していないと思いますが、ダラダラ書いたところで何か出会いのヒントになるようなお役立ち指南はひとつもありません。モテる方、友達の体験談を山ほど持っている方のエッセイをご覧ください。
私には友達も少ない。いいんですー少数精鋭でー。
趣味を理解してくれて、顔も好みで、普通の優しい人。
多くの友人の口から出るこの理想の男性像(私には女性の友達しかおりません)について、考える事はよくあります。「普通でいいんだよ、普通で」遠くを見つめながら繰り返されるこの言葉。
普通を求めるには、自分が普通でなくてはいけない。
でも普通ってなんだろか??
普通になろう! と思った高校生時代。
いずれその時のお話もさせていただこうかと思います。
普通になりたい女のエッセイですから。
今日はこれにて。