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作者:「終わりです。今まで閲覧いただきありがとうございました」
俺、佐伯 誠治は高校の制服を身に纏って
高校に向かうバスに乗っていた。
俺はこの二週間毎日のように見ていた工事現場を横目に学校へ向かう。
新学期、俺は久しぶりに合ったクラスメイトと談笑する。
夏休み中何してたかとか彼女ができたかとかとりとめのない話をした。
いつまでもこの日常が続いたらと、時々思う。
俺はいまだに残る夏の空気を吸いながら空を仰ぐ
入道雲が浮かんだ完璧な夏の空だ。
だが何か物足りなかったが何が足りないのか俺には解らなかった。
廊下から他クラスの生徒の話が聞こえる
『あいつなんか雰囲気変わったことない?』
『夏休みデビューだろ?』
『だな、夏休みデビューとか受けるクックックク』
そんな声をバックのBGMに俺は何気ない日常を長かった夏休みに塗り重ねるのだった
作者:「終わりは悲しいですね。」