気づいてない振りじゃダメっすか?
そしてその後喫茶店にて
「この状態で喫茶店とか私としては今すぐ逃げ出したいんですけど?」
「まあまあ、普通にしてればなんにもないですよ」
「で、君を狙う理由だっけ?」
「そうそれですよ。」
「それが私の仕事だから」
「ずいぶん物騒なお仕事で」
「私は上から着たリストに乗っ取ってそこに名前の有る者を誰にも気付かれずに除去する。ただ淡々とそれを続ける。それが私の仕事だから。」
「ということは、俺を狙う理由はリストに名前があったからと?」
「そう」
どうしようもねーーー!!
なんか改善できそうな理由だったら、頑張って改善したんだけど、理由がリストに名前があったからとかどうしようもねーー!!
「あなたの名前がリストに挙がったのは多分、私の仕事に気付いちゃったから」
「対象の暗殺なんていう仕事初めて聞きました」
「あなたは8/21の倒壊したやつを不思議に思ったんじゃない?なぜ一人しか死ななかったのか?と」
「確かに思いましたけど、口に出してない」
「口に出してなくても何となく解るもの」
「あれで一人しか死ななかったのは、私が建築工学と物理学に長けた死神だから。あ~あこれであなたを絶対に殺さなきゃいけなくなっちゃった。と言うことでさようなら」
ヒスイが床を踏むと俺の足下の床が抜け椅子ごと落ちる
ヒスイは、テーブルの上に万札を10枚置いて姿を消した。
「痛たたた、頭打った。あーあ床と椅子が・・・」
俺は、運良く生きていた
「最初に運がないって言ったけどほんとは運が有りまくってたのかな?」
最近、俺は悪運が強いらしい。
「あーやっぱり死んでない、ホントどうしよう。このままだと私のデスクに報告書で出来たアベノハルカスが建造されちゃう」
『おいこら!逃げるな!そこにいるのは解ってるんだぞ!!』
誠治が這い出てきた
いないフリを決め込む
『いないフリしても無駄だ!何故なら見えてるからな』
「そんなわけないでしょ?!」
『実のところを言うと見えてなかったけど、声の発生源はその辺かな?』
嵌められたー
このくそガキが!
切り刻んでやりたい!
パシャッ
「はー、いくら美脚でもベージュじゃ萎えるな」
「ベージュの何が悪い!」
「まあまあ、そう怒らないで。ねぇ?先輩さん?」
「まったくだ。その程度でキーキー怒っていると対象にバレて仕事にならない。」
「ジンさん、こいつどうにかしてくださいよ」
「どうにかねー、ソウジならこいつどうする?」
「えー俺?俺なら時間戻して記憶を消すかな。なんならやろうか?」
「ヒッ!」
「さらっとゲスいこと言うな。それと魔力を無駄遣いするな」
「なんと何の躊躇もなく非人道的なことを」
「すいませんしたっ!誰にも言いません!知らないフリするんで勘弁してください!」
「まあ、本人もそう言ってるし、何かあったら非道の限りを尽くしてなぶり殺すと言うことで許してあげたらどうでしょう?」
「同意件だ」
「先輩、もそう言ってますから。ここは見逃してください」
作者:「なんか、物凄く情けなく見える」
「先輩がそう言うなら、今回限りで見逃しましょう。次回、リストに名前が挙がったら、その時は遠慮なく殺りますから」
ヒスイは姿を消した。
「命拾いしたな少年。俺らもそろそろおいとまする。じゃあな」
「では、失礼します。」
ジンとソウジと呼ばれた少年は姿を消した。
「何はともあれ、命は助かった・・・のか?」
作者:「この作品では、基本的に戦闘シーンは無しでいきます」
翡翠:「えー、それじゃあ何時までたってもあいつを切り刻めないじゃない!」
作者:「法律尊守です」
ソウジ(以後ソウ):「でも色々と壊しちゃったよね?」
作者:「ノープロブレム、こっちには優秀な建築工学者と上の命令には絶対に従う社蓄ワロターズが居るから問題ない。朝になったら何事もなかったかのようになってるんですよね?優秀な建築工学者さん?」
翡翠:「えっ、私?」
作者:「翡翠さんはとっても凄い建築工学者さんだからこのぐらいは一晩で直せますよね?」
翡翠:「まあ・・・私ぐらいになればこのぐらいは二、三時間でちょちょいのちょいですよ」
作者:「じゃあ二、三時間でよろしくお願いします。」
翡翠:「ちょっと待って誤差でプラマイ6時間ぐらいいい?」
作者:「制限時間三時間で失敗したら・・・どうしよっかな?まあ適当になんか考えときます」
翡翠:「ちょっと待って、その考えときますとかちょっと恐い」
作者:「よーい、スタート」
翡翠:「待って待って資材は?」
作者:「早く資材確保しないと間に合いませんよ?ほら急いで」
翡翠:「もしもし、すいません魂魄転生管理局死神科実行班の者ですが至急建築資材の取り寄せお願いしたいんですが?」
作者:「三分経過」
ソウ:「こりゃ無理かな?」
翡翠:「えー、分子配列!?え~とえ~とサンプルを送ります。」
相手:「では、こちらでサンプルを解析して資材を用意して発送します。着払いで送りますのでお願いします。えー三時間後には発送出来ると思います。しばらくお待ちください。ツーツーツーツー」
作者:「詰んだーwww」
ソウ:「まあ、そうなると思いましたよ」
翡翠:「いや、早く着くかも」
作者:「どうでしょう優秀な《・・・》建築工学者さん?時間内に《・・・・》直せそうですか?www」
翡翠:「建築工学者は学者であって大工じゃないしー」
作者:「あれ?さっき「まあ・・・私ぐらいになればこのぐらいは二、三時間でちょちょいのちょいですよ」とか言ってませんでした?」
翡翠:「んーー、知らないもん、そんなこと言ってないし、聞いてないし、社蓄ワロターズ来てないし、あんたなんか知らないもん!」
作者:「私ぐらいならに社蓄ワロターズ入ってなかったから一人でも出来るんでしょ?」
レン:「プークスクスクスクス、グッジョブ作者。いい仕事してんじゃん」
翡翠:「先輩まで・・・この悪の権化が!先輩に何かしたな!切り刻んでくれる!」
作者:「それは、出来なかったでしょ?それにレン君にはなにもしてないよ?僕たちマブダチだから」