不幸な俺のここ最近
作者:「この作品はあっという間に終わります」
誠治:「えーーーー!!」
作者:「だって一話で君死んでたじゃん」
誠治:「えーーーー!!」
最近、俺はかなり運がない
くじ引いたとかじゃないが運がない。
風見町 俺はこの町に住む高校生だった。
そしてこの町で普通の高二の夏休みの終盤を過ごしていた。
部活は元はサッカー部に入っていたが、サッカーに飽きてやる気がなかったから辞めた。
最近はオカルトな趣味に没頭している。
8/5
女性二人を巻き込む交通事故が起こった。
遺体は酷い有り様だった。
8/21
住宅が夜中に急に倒壊し、寝ていた一人が死亡。
一人以外は全員無事だった。
こんな不幸な事故が連発して起こった。
そして俺は目に見えない誰がやったのでは?と考え始めた。
特に家が倒壊した事故。
家が倒壊したのになぜか一人しか死んでない。
他の人にはかすり傷一つなかった。
その頃から急に俺の周りで致死性のある事故が多発し始めた。
が、死傷者は一人もいない。
そして今日8/28
俺はマンホールと交差点と工事現場を避けつつコンビニに入り、書店に入り、帰路につく
おっとしまった。解体現場だ。
これは何かしら降ってくるな。
俺は念のため解体現場から距離をとって上を見ながら歩く
クレーンが鉄骨を下ろしている。
あれ降って来そうだな~
急に鉄骨が傾きこっちに落ちてくる。
俺はさっさと走って落下予測地点から離れる。
そして鉄骨が落下予測地点に突き刺さった。
間一髪こんな感じで最近俺、佐伯 誠治は運がない。
『兄ちゃん、生きとるかー?大丈夫そうだな。すまんなクレーンのロープが滑って鉄骨が落っこちちまった。おっと手が滑った』
作業員が持っていたナットが降ってくる
ナットは俺の頭部に直撃
「あいたたた」
『ごめんよ、兄ちゃん大丈夫だったかー?』
「はい、なんとか」
あれ?あんなところに美人OLなんて居たっけ?
俺の視線の先・・・クレーンのロープの横に黒いスーツの女性が居た。
自慢じゃないが、俺は美脚を見る目はある
あの脚は最高に美しい。
あのムッチリした太股にスラリと伸びた脹ら脛。
最高の素材をタイトスカートがよりいっそう輝かせる。
美脚の話は置いといて
それにあの美脚さん浮いてね?
女性はロープの横に浮いていた。
間違いない、人じゃない。
『どうした、兄ちゃん。ぼーと空なんか見てなんかあったんか?美人な姉ちゃんでもおったか?』
「あのスーツの女の人綺麗だなー」
『ほんとに美人な姉ちゃんか?!なんだよなんもねーじゃんか。期待させやがって』
「でもなんであんなところに浮い《・・》てるんだろう?」
ここからだと太股の内側が見える。
なんという幸運
あっ、でもパンツの色ベージュだ。
やっぱりパンツは水色と白の縞パンだろ。
いや、OLだから黒とかピンクとか?
逆をいって白も有りだな。
「気のせいか」