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世界の理を破ったら  作者: 水無月 蒼次
世界の理を破っても
14/18

久々の家

作者:「お久しぶり~」

翡翠:「遅い!」

誠治:「遅すぎ」

作者:「ごめんごめん」

俺は町をヒスイと一緒に話ながら歩いている


端から見れば泥だらけの高校生と美人OLが並んで歩いてる謎の風景、一歩間違うと犯罪臭のする風景だろう


だが実際は……


「で出てきた所を後ろから鎌でザクッと殺ってポイね」


「後ろから首さらっちゃったが速くない?」


作者:「完全に犯罪者の会話だね」


レン:「まあ、人間誰しも何かしらの形で他者を食って生きてるから犯罪だなんだ騒ぐ方がアホらしいんだけど」


「あのーお二人さんちょっといいかな?警察です」


「はい、どうかしましたか?」


「いやー二人の会話がちょっと気になったから声かけたんだけど」


「あー、別に殺人じゃ無いですよ。ゲームの話です。ほら最近流行りのVRゲームですよ」


「あっならよかった、でもあんまり人前でヤるとか首をさらうとかは言わない方がいいよ」


「すいませんでした」


作者:「補導されてやんの」


レン:「まさか後輩が人間の警察に補導されるとわねー」


「ふー、ちょっと焦った」


「なんか焦るようなことしたの?」


「いや別に…」


「さっさと行きましょ。早くシャワー浴びたい」


「家でシャワー浴びるつもり?」


「あんたん家以外に何処で浴びるのよ」


「銭湯とか?」


「この世界の人間のお金なんか持ってない。それにここから帰れなくなるなんて考えた事もなかったから」


「そこらの中学生を脅して金奪えば?ヒスイさんなら朝飯前でしょ?」


「失礼な、人をカツアゲの常習犯呼ばわりなんて」


レン:「まあ、鎌あるしカツアゲぐらい朝飯前でしょ」


作者:「逆に鎌持ってるのに中学生すら脅せないって、よっぽどのいい人かよほど小者臭がしたのか」


「はい、家に到着。なんか疲れた早く寝たい」


そしてドアに手をかけると


「あらお帰りー、まあそちらの方は?」


「ただいま母さん、そちらの方?」


後ろを見るとヒスイが姿を消していない。


「えーと、ネットゲームで知り合った友達の翡翠さん。たまたま落ち合って今晩外で一緒に飯食いに行くことになったから」


「あらそう?じゃあ翡翠さんのご迷惑にならないようにね?」


「じゃあ翡翠さん、ちょっと待ってて着替えて金取ってくるから」


「うん、わかった。早くしてね?」


「はい、急ぎます」


誠治は家の中に走っていった。


そして、すぐに降りてきた。


「俺、あんまし金持ってないからその辺よろしく」


「はいはい」


作者:「なんかこの二人がただ食事してるとこ書いても詰まらないし二人の心情をセリフの後に勝手に《・・・》につけちゃおうと思いまーす」


レン:「やれやれー」


「何食べに行きますか?」


「この世界の食べ物なんて知らないし(あーめんどくさ。これが先輩ならもうちょっとやる気になるんだけどなー)」


「へー、じゃあラーメンでいいですね?(なんかラーメン食いたくなってきた)」


「はいはい、まずラーメンって何?(何その貧乏臭い名前の食べ物)」


作者:「えっ?」


レン:「そういえば…ラーメンってなんだっけ?」


作者:「レン君はソウジ君にでも作ってもらいなさい」


「じゃあ近くの美味しい店に行きますか(あそこのラーメン食うのも久々な気がする)」


「少なくとも食べれる物でありますように」


作者:「ほんとに知らないの?」


レン:「彼女、名家の四女だからね」


作者:「そんな設定知らないよ!いつ決めたの?」


レン:「今」


ジン:「・・・・・(作者とレンの立場が逆転してきてる気がする)」


「ここだよ」


お目当てのラーメン屋に到着する。店舗は少々古いが味は確かだ。


レン:「少し前にこういうの流行ったよね」


作者:「あーあの、汚いけどうまい店な」


レン:「そうそう、僕的にはキレイでうまい店がいいと思うんだけどね」


ジン:「・・・・・(あたりまえだろ)」


「なんか汚い店ね」


「店舗は古いけど味はいいんだよ?」


「いい店は必然的に店舗もよくなってくと思うんだけど」


「まあまあ、そう言わずにさ」


俺は適当に返しつつ店に入る


「翡翠さんは何にしますか?」


「私は何でもいいわ」


「なら、すいませーん」


「はい、注文お伺いします」


「おすすめセット二つお願いします」


「はい、おすすめセット二つですね。以上でよろしいですか?」


「はい大丈夫です」


「ではご注文の確認をします。おすすめセット二つでよろしいでしょうか?」


「はい」


「承りました」


店員さんは戻っていった。


「注文の確認って必要なの?」


「いるんじゃない?」


「無駄は省いた方がいいと思うんだけど」


「無駄に思えても必要なこともあるんだろ」


「無駄に思えて必要なもの…」


「信号機とかさ警察とか借金の連帯保証人とかさ、念のため、万が一のための保険は必要なんだよ」


「そう言うのってほんとに必用なの?失敗したら後から取り返せばいいじゃない。今の私たちみたいに」


「確かにね、まあ念のためでしょ。保険はあるに越したことないでしょ」


「おすすめセットお二つですね」


おすすめセットと称されて出てきたのは

謎のスープのラーメンと中華飯


「他では見ないんだよね。塩豚骨ラーメンと天津中華飯」


「なにそれ、美味しいの?」


「美味しいからおすすめしてるんだろ」


「まあ今回は騙されたと思って食べるけど」


「絶対ハマるから」


「いけなくもない?」


そんな微妙なラーメンを啜り、普通に美味しい天津中華飯を食べ終える。


「まあ、悪くない味だったわね」


「変わった店だけどおいしいからつい来ちゃうんだよね」


「その感覚は私には理解できないけどね」


「さてと、いつ頃もう一人のヒスイさんが現れるかだよね」


「そうね、まあ明日辺り来るんじゃない?」


「来てくれたらいいんだけどな」


そして家に帰ってくる。


「さてと、今回こそはちゃんと消えといてくれよ?」


「はいはい、わかってる」


ヒスイは消える


「ただいまー」


返事はないがいつもの事だ俺はそのまま部屋に上がっていき寝巻きにしていたジャージを持って脱衣所に行く。


「じゃあ、お先ー」


ヒスイは小声で呟いた。


「あっおい」


誠治は急いで脱いでタオルを一本は持ってもう一本は腰に巻いて入る。


作者:「入浴シーン」

レン:「ヒスイちゃんは見た目は若いからね」


「あんた、なんで入って来てんのよ!」


「お前だけ入ったら怪しまれるだろ?」


「はいはい、そうですね」


「俺は目隠ししとくからさっさと終わらせ下さいな」


誠治は両目をタオルで覆う


「はいはい、急ぎますよ。ゆっくりお風呂にも入れないなんて」


「俺らこれでも手配中、風呂に入れるだけ幸せだ」


誠治は壁に寄っ掛かっる


「あ~あ、ほんとに理不尽な話よね。こっちは真面目に仕事してただけなのにね。気づいたらポンコツに消されてるなんて…」


「理不尽な話だな。もうちょっと注意勧告なり、猶予なりくれてもいいんじゃないか?神様さんよ」


「そんなこと知らないわよ!私はリストに上がった名前を消し続けるだけだもん・・・」


「悪い…」


「別に気にしてない。憎まれる仕事をしてるのは理解してるから」


「目隠しとっていいか?」


「ダメに決まってるでしょ!」


レン:「ここは普通『・・・・いいよ』じゃないの?」


作者:「そこを敢えて変える!」


レン:「まあ君がそれでいいならいいけどさ」


「私もう上がるね」


「おいおい、なんで一緒に入ってる理由を忘れたか?お前は姿消して風呂に浸かってろ」


「あっそうだった。はい、いいよ」


「じゃあささっとシャワー浴びて上がるかなっ…消えてないぞ」


「えっ?あっほんとだ」


ヒスイは姿を消した


「お前ほんとは落ちこぼれちゃんだな?」


「いや、私はエリート中のエリートよ」


「金とコネでのしあがった?」


「えへへ」


「はあ~、そんな気がしたんだよ」


「あんた何硬くしてんのよ!」


「しょうがないだろ!」


「さっさと戻しなさい」


「そう簡単に言うけどさ~、下の俺と上の俺は別人だから難しいんだよ」


「あーもう、さっさとしなさい」


そんなこんなで二人は風呂から上がり


「なんでお前がベッドで寝てるんだよ!」


「当たり前でしょ」


「少しは遠慮しろよ」


「嫌よ。なんであんた相手に遠慮しなきゃいけないの?」


「一応ここ俺ん家」


「心が狭いなー、そんなんだからDTなのよ」


「それとこれとは話が別」


「まあそういうことでベッドは私が使うからあんたは適当に寝といて」


そう言うとヒスイは布団を被ってしまった。


「じゃあお言葉に甘えて」


誠治もまたベッドに上がる


「ちょっとあんた、ベッドは私が使うって言ったでしょ」


「だから?俺は俺で適当に寝ますよ」


「好きにすれば」


そしてその後何もないまま夜は更けていった。

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