9/4 復活
俺は0と1に分解されたはずだったのに今俺は白い空間にいる。
「どこだ?ここ・・・」
俺は立ち上がり歩くと
グニッ
何か柔らかい物を踏みつけた
俺は足下を見るとヒスイさんの腕を俺は踏みつけていた。
慌てて足をどけるも既に遅かった
ヒスイさんと目があってしまった。
「……すいませんでした」
「ごめんで済んだら警察も死神も要らないんですね」
ヒスイは鎌を取り出す
「まあまあ、ヒスイちゃん今回は見逃してあげようか。でないとわざわざ君たちを復元した意味がなくなっちゃう」
そこには紅い瞳の男がヒスイの鎌を持っている。
服装からしてヒスイさんと同じような存在だろう
「レン先輩」
やっぱりか
「ヒスイちゃん久しいね。それと誠治君だね?気づいちゃって取って代わられちゃった人だよね?」
レンと呼ばれた男は俺の方を見る
「僕はあの悪趣味な量産品に一泡ふかせたいんだ。理由は気にしないでくれ。そこで君達だ。君達が君達の複製品と成り代わればまた奴等が出てくる多分次は無いだろう。
そして奴等は今回は直接出てくる筈だそこをこいつで叩き切って奴等を倒す。協力してくれ」
レンは鎌を手で弄ぶ
要するに俺は今いるもう一人の俺と成り代わればいい
そうすれば俺はもとの生活に戻れるって寸法だ。そしてもとの生活に戻す代わりに囮になれと言う話だ。
「俺はいいですけど」
「うーん、まあやりますけどね」
「よく言ってくれた。さてともとの世界に戻す前に言っておこうあの世界は既に君達に取っては敵でしかない。きっと君達の代わりも君達を消そうとしてくる、くれぐれも注意するように」
レンの姿は霞むように消え
白い空間は砂の城のように崩れていった
そして俺達は風見町の例の交通事故の原場の交差点にいた。
「ヒスイさん、これからどうすれば?」
「そうね、私は偽物を片付ける。あなたも適当に偽物を片付けちゃいなさい。自分が自分を殺してもどうせ他殺じゃなくて自殺だから罪には問われないから」
「いや、そう言うことじゃなくて今からどうするか。多分、現在の時点でこの世界から出ることは出来ません。ヒスイさんはここの担当なんですよね?」
「そうよ、レン先輩の後任のね」
「担当と言うことはこの世界に正規の手続きを踏んでいるんですよね」
「簡易版だけどね」
「そうなると出るときも手続きを踏む必要があるはずです」
「確かに……」
「手続きを踏んだところでこの世界が俺達の出入りを許可するはずがないので」
「つまり出られないから、今からどうするか?ってこと?」
「そうです」
「この世界の何処かにいる私の偽物を探しだして始末する」
「それは正規の転移能力ですよね?」
「そうよ、だって私はジアース担当ですから」
「今この世界は俺達の敵なんですよ?敵に都合のいい能力を使わせると思いますか?」
「じゃあ、どうするのよ!」
「とりあえず俺を殺しましょう。首無し死体を作ります」
「それで?」
「また俺が問題のある発言をすれば確実に貴方のリストにまた俺の名前が上がって始末しに来る、始末しに来た所を貴方が始末してください」
「結局私が汚れ仕事してるじゃない」
「そう言う職種でしょ」
「私だってもっといい職があるなら転職したいわよ!最近は一度辞めたら再就職するのはほぼ出来ないの!」
「神の世界でも就職難ですか、世知辛い世の中ですね」
「さっさと殺して全部終わらせてやる」
「じゃあ張り込みますか」
「えー、パッて行ってサクッと殺って終わりじゃダメなの?」
「殺して、ダイイングメッセージ残して山に捨てないと。そうすればあの三人組も気づきやすいでしょ?」
「じゃあ待ちますっ!待ってる間どうするの?」
「学校に侵入しますか?」
「なんで学校なのよ!」
「だって今日、平日ですよ?」
「そう言うことはもっと早く言いなさい」
俺達は学校に向かう
レン:「僕、登場だー」
作者:「今回、君はほとんど出番ないからね?」
誠治:「あんた、なんだかんだレン贔屓だよな」
作者:「だって僕レン君大好きだもん」
レン:「僕も嬉しいよ、でも僕は君を愛することは出来ないんだ。僕には心に決めた人がいるから」
翡翠:「レンさんの内には私の入る余地はないのね」
誠治:「もうあんたらの好きにしたらいい」
作者:「次回、誠治君 痴漢に走る!!ヒスイちゃんの立場はいったいどこに!?虚しく響く被害者の声…の三本でお送りします」
レン:「ヒスイちゃんさーなんで彼が犯罪に手を染める前に止めれなかったのかなー?」
翡翠:「なんで私がこいつのお守りをしないといけないんですか?」
誠治:「デマだ!ブラフだ!大ウソだーー!!俺はそんな最低なことするはずが無い!」




