表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

二人の想い

『急に迷惑かな…と思ったんだけど…、』


私は中島さんの言葉を遮り、こう言った。


「迷惑な訳ないじゃないですか…。」


自分でもびっくりした。

いつもなら、こんな事言えないのに。


やっぱり、月の力ってすごいな…と思う。


『良かった…。星村さんは、今何をしているんですか?』


「私は、月を見ていました。」


キミの事を想いながら、見ていました…なんて言える訳ない。


『実は、自分も見ていたんです。月を見ていたら、星村さんが頭に出てきて…。』


こんな偶然があるなんて、すごい。


私が思っていた事が、現実になるなんて…。


「そうなんですか…。久し振りにお話出来て嬉しいです。」


『今日の月、きれいですね。雨も止んだみたいで…。』


「さっきまで、降っていたって思っていたんですけどね。空も雲一つなくて…。」


私達は、月の話でしばらく盛り上がった。


気が付くと、夜中の1時過ぎになっていた。


『あっ、星村さん。すみません、遅くまで…。』


「いえ。私も、お話出来て嬉しかったです。」


『また、電話してもいいですか?』


「はい。」


嬉しすぎて、それしか言えなかった。


『じゃ、また…。』  


「お休みなさい。」


そして、電話は切れた。


私は、次の電話の時には何を話そうかな…と考えながら眠りについた。









読んで下さり、ありがとうございます。


この作品は、作者の願望が少し入っています。


いつもの作品より、少し長くなってしまいました。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ