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02 ゲーム開始直後に戦闘開始!

おはようございます、Nataruです。


プロローグのあとがきに感想がほしいです、と書いたところさっそく2人の読者様からいただきました。スクロールスター 様、子爵様大変ありがとうございました。


では本編をどうぞ。

初期設定が終わり最初に目に入った景色はなぜか洞窟だった。

 あれ、こういうゲームって最初は町から始まるよね……?


 それなのにボクはなぜか洞窟にいる。電灯やタイマツなど、明かりを照らすものはないはずの洞窟は真っ暗であるのが普通なのだが、ボクがいるこの洞窟は真っ暗どころか結構遠くまで見える程度にはあかるかった。

 

 そしてこの不思議な感じ、足を動かして立とうとしても動く気配はなく、手を動かそうとしても動く気配はなかった。さらに、人間では不可能である周り360度すべてが見え手いる様な感じ。


 不意に自分の足元に視線が行く。するとそこには人間にはあるはずの足がなかった。


 ………え?


 足元には自分の足がなかった。普通ならば焦り、パニックになるだろう、けれど、驚きすぎるとかえって冷静になるものだ。今のボクはそういう状態だろう。


 ボクには足がない。このことは一時置いておこう。そして次の疑問、視界が360度見えるような気がするというものだ。


 これは体を動かさずに……というか、手も足も動かないから動けないといったほうがいいかもしれないけれど、とにかく体は動かさずにまずは前からゆっくりと後ろに視線を移動させ、どこまで見れるかということをしてみた。


 前は普通の人間でも見れる範囲、見えるのは結構置くまで続く土でできた通路。前から30度、正面に比べすこし通路が斜めに見える。60度、30度よりも通路が斜めに見える程度、まだ……まだ、人間が見える範囲だと思う。次、90度。両サイドに通路が見える。人間ならば無理をしないと見えないくらいであり、見えない人もいるかもしれない。そしてもし見えたとしてもぼやけて見える程度だと思う。


 あれ、これってもしかして本当に360度全部見えるんじゃ……。


 ボクはそう思い120度、150度,180度、210度……と続けていき―――――


 あはははは………、本当に360度全部はっきりと見えました……。

 しかも結構視力はよく、VRMMOを始める前よりも倍くらいよくなっていると思う。


 これってもう人間やめてる気がする。

 これVRMMO「The different world online」通称「TDWO」だよね?


 これログアウトしたら元に戻れるの…?


 とりあえず一回ログアウトしてほかの人はどうなっているのか調べて、もしボクだけがこんな状態だったなら運営に報告しないと。


 よし、そうと決まれば早速ログアウトして……。


 あ……、ログアウトってどうやるの……?


 ステータスウィンドウの開き方もわからない。

 

 うーん……、仕方がない。この洞窟みたいなところからでてプレイヤーを探して聞くしかないかな。


 でもどうやって移動しよう…。


 ボクが移動方法について考えていると通路の奥から何かが近づいてきているのが見えた。

 見た目は……鬼?

 体長は2mを優に超え、皮膚の色は赤く、体は鍛え上げられたということが一目でわかるくらいムキムキなからだ。手には全長が本体と同じくらいあり、刃はとてつもなく大きい斧が握られていた。


 あの斧を振り下ろされればボクの体は真っ二つになるだろう。


 鬼はドシッ、ドシッと足音を立てながら近づいてくる。

 そして鬼はとうとうボクに気づき、走り出した。


 えっ?!ちょっと待って、ボク動けないんだってば!

 動け動け動け動け!

 動かないと殺される!


 ボクは必死に動こうとし、鬼から逃げようとしていた。そして鬼は走ってどんどん近づいてきており、ボクに斧が届く距離まで来ると斧を振り上げ―――――


 動けーーーーー!!!


 すると、ボクはついに動けた。


 ボクはすでに振り上げられている斧をよけるために鬼から距離をとろうとするが―――――


 斧はボクの体のちょうど中心を通り過ぎていった。


―――――ドゴォォォーーーン


 斧はボクの体を通り過ぎたあと、大きな音を立てながら地面にぶつかり、ようやく止まる。


 ……ふぇ?


 あれ、今ボクの体、斧で真っ二つに切り裂かれたよね…?

 それなのにボクは未だに生きている。それどころか無傷である。


 頭の中が疑問だらけになる中、鬼はボクがまだ生きていることに気がついたのか再び斧を振り上げる。


 やばい!


 さっきは無傷だったけれど、今度は殺されてしまうかもしれない。さっきなぜ無傷でいられたのか、それがわかればもう一度無傷でいられるかもしれないが、今のボクはそんなことなど知らない。


 そして再び振り下ろされる斧。


 くっ………、この斧を跳ね返せれば……。


 するとどうしたことか、ボクの周りには球状に光っており、ボクがその光の中心にいるという感じになっており、その光は鬼の斧を受け止めていた。


 暖かい、なんて暖かい光なんだろう。


 もしかしてこれが魔法というものなのなんだろうか?


 今のボクは魔法をつかっている。今ならこの鬼にも勝てる!


 不思議と鬼に負ける気はおこらず、魔法も使える気がした。


 反撃の開始だよ!

 ボクはとにかく魔法という言葉で思いつくことをとにかく念じてみたりした。

 

 メラ!ファイヤ!ヒャド!サンダガ!フレア!


 しかし、いずれも反応せず、ただ恥ずかしい気持ちだけが残った。


 くっ、それならば!


 スターラ○トブレイカー!!!


 ボクがそう念じると目の前にはじめてみるよくわからない文字がいくつも並んでいる魔法陣が現れ、そこから本物のそれとなんら代わりのないビーム?が飛び出していった。


 鬼は突然飛び出したスターライト○レイカーをよけることなどできず、直撃し……。


 うっ……、グロ……。

 目の前には上半身が吹き飛んだ鬼のしたいが仁王立ちしていた。


 そして鬼は数秒すると光となって消えていった。

 それと同時に体に力がたまっていくような、何かが増えたような感覚がきた。

 


未だに主人公が何の魔物であるかは出てきませんでした。

おそらく次には出てくるとは思います。


それと最後の魔法のネタはもう出ないと思います。次からはちゃんとした魔法を使っていくであろうと思います。



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