01 プロローグ
はじめましてNataruです。
今回いろんな作者様のVRMMOものを読んでいたらつい書きたくなって書いてみました。
自分はこれが処女作なのでいろいろ力不足ですが、少しずつできるようになっていこうとおもっているのでどうか応援よろしくお願いします。
ある日、VRMMOが完成したと発表され世界中の人々が驚かされた。VR…いわゆる仮想現実なんていうものを作るのは不可能だといわれてきたからだ。なんでも五感をつなげるのがとても難しく、ほかにも容量の問題、などいろいろな問題があったためVRを開発する人はいなかったはずだった。
しかし、突然その不可能といわれたVRを使ったオンラインゲームVRMMOが完成したと発表されたのだ。それを聞いた人々は大いに騒ぎ始めた、どこが開発に成功したのか、完成度はどんなものか。
なぜかVRMMOを開発した会社は会社名を公表せず、VRMMOの公式サイトも存在しなかった。
そのためいろいろな疑問が飛び交い、世界中の人々はいろいろな仮説や妄想を考えていたとき、突然VRMMO「The different world online」のβテストを行うことを発表した。
募集人数は10万人。
βテストが行われることを聞いたボクはすぐに応募した。
当選者にはVRMMO専用機械が無料で家に送られて来るそうで、応募の締め切り一週間後にそれは送られてきた。
そして現在、βテストが開始される数分前、ボクはVRMMO専用機械を装着し、時間が来るのを待っている。
VRMMO、それは不可能といわれていたもの。
それをもうすぐボクが体験できる。そう考えるとどんどん気持ちが高ぶる。
そう考えているとβテストが開始される時間になった。
ボクはVR専用機械の電源を入れ、VRMMO「The different world online」をはじめる。
電源を入れると視界は真っ暗になり、目の前にディスプレイが現れ、どこからともなく声が聞こえてきた。
『ようこそ『異世界』へ、ここでは初期設定を行ってもらいます。初期設定では名前、容姿補助、職業、初期武器の4つを決めてもらいます』
ようこそ異世界へ、かぁ……。確かにVRは仮想現実やらもうひとつの現実とか言われてたりするけど(よくある小説でだけどね)、異世界というのもなかなか珍しくていいと思った。
まずは、名前だね。
うーん…とくにいい名前は思いつかないし、あんまり初期設定に時間をかけるのもどうかと思うし…、本名のナツキでいいや。
よし、次はっと……、容姿補助……?
容姿補助ってなんだろう、そうおもい容姿補助の説明を読んでみる。
容姿補助とは、現実の容姿を少しだけいじれるということらしい。顔の大幅な変更や、性別の変更、体形の変更はできないらしい。できることといえば顔の微美化や、髪の色の変更、肌の色の変更などらしい。
ボクはとくにどこをどうしようとか思ってなかったのでそのままスルー。無変更にした。
三つ目は職業、職業によって戦いのスタイルが変わる。例えば初期設定で選べる四つの職業のうち戦士は近接武器による攻撃が得意であり、HPも多く、力も強いが、その反面MPが低く、魔法攻撃はほとんどできず、魔法攻撃に弱い。ほかには魔法使いは戦士の逆みたいな感じである。HP、力、防御力は低く、近接攻撃は不得手であるが、代わりにMPが高く、魔法攻撃力、魔法防御力が高いといった感じであり、この職業によって今度の先頭スタイルが決まるというっても過言ではないというか、ほぼ確実にこれで決まると思う。
そこでボクが選んだ職業は魔法使い。選べる職業は戦士、魔法使い、シーフ、僧侶の四つであり、この中で一番使いたいのはどれか、と考えた結果魔法使いになった。やっぱり、現実では使えない魔法を使ってみたいと思ったんだ。
そして、最後の初期設定、初期武器の選択、これは思ったよりも選べる武器が多く、剣ひとつ取ってみても、刃の形が微妙に違うのがいくつもあったり、等選ぶのはとても大変だった。
ボクは魔法使いのため、武器といったらやっぱり杖でしょ!とか思っていたのだが、武器を選択する画面をいくらスクロールしていってもなかなか剣が終わらず、剣が終わったと思うと次は短剣がずらりと延々と並んでいたため、もう短剣でもいいかなとか思い、適当にひとつの短剣を選びすべての初期設定を終わらせた。
『ナツキ様、それでは異世界で―――――』
突如視界が真っ暗になり、ノイズが聞こえるがそれは一瞬で直りナビゲーターの声が再開される。
『―――――がんばってください』
ナビゲーターが言い終わると同時にまるで眠る瞬間のような感覚が体を襲う。
そして視界に光が入り込み、目に入ってきた景色は……
洞窟……?
感想書いてくれるとうれしいです。
ですが、自分は心が弱いのであまりきつい事を言われると、立ち直れなくなります。なにか指摘したいところ等がある場合はソフトにお願いします。