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全力で歌う!!レベル5

「じゃあ、俺も俺も!」


 もう一人火傷痕があるボディガード――久礼野と言うらしい。

 久礼野が自分もやってくれと、まだ残っているポーションを振りかけて貰うと、先ほどと同じく、液体を振りかけた部分がぴかっと光るとそこで古傷が癒えたのだ。

 光るエフェクトが何とも3DCGのようだけれど、現実である。

 嬉しいと久礼野は涙を流して喜んだ。


「これ、あるとやっぱり皆悔やんだ顔をするんですよ。 だから治って本当に良かった」


 ぐすっずずっ、鼻まで啜る久礼野に、他のボディガード達は皆良かったなあと肩を叩いて喜んで居た。

 彼らが悔やんでいたのだろう、そして久礼野はそれを知っているからこそ、治したかったのだろう。

 それが分かるだけに良かったと思った。


「じゃあ久礼野も、八城も、治ったってことでいいんだな?」


「はっ!はい!」


「癒えました!」


「よしっ、じゃあこうしよう。全てポーションは俺の方でブラックマーケットで一度売ることにするよ。表立って売れないからね。だから売れたら君たちに還元する。まず表で売れるようになるまでは、妙な行動をしないこと。いいね?」


「分かりました!」

「分かったわ」



*****



 絶対模倣――発動。

 新曲を歌って貰ってそれを、自分の声で直して歌うと言う奴をやっている。

 まずはボイストレーナーについて貰ってやるけれど、ボイストレーナーの謳ったままに出来るようになるのは朝飯前だった。


 そう言えば、絶対模倣、レベル5なのよね。

 もっと凄く歌いたいって思ったら出来るのかしら?


「――――――♪――――――♪」


 試してみたいと思った真美子は、新曲をレベル5で歌うと、思い切り絶対模倣に呼びかけてみた。

 すると、圧倒的な歌唱力となってそれは返って来たのだった。


 彼女はスタジオの中で歌唱の練習に集中していた。

 けれど彼女――真美子の声は圧倒的な迫力を持っていたのだ。

 彼女は自分の声を完全にコントロールし、思いのままに歌い上げていた。


 一曲ごとに自分の声を試し、テクニックを磨いていく様子まで出来ると確信するようだった。

 その歌声はまるで鳥のさえずりのように美しく、その声はスタジオの中を満たしていた。

 真美子は曲に合わせて自分自身を表現し、感情を込めた歌を届けた。

 練習中も完璧な表現を求め、何度も何度も繰り返し練習を繰り返した。

 真美子の歌声はスタジオの外まで響き渡り、通りがかりの人たちまで立ち止まって聴き入っていた。


 そうだ、それでいい!!ようやく調子が戻ったんだなと言われ、照れる真美子。


「有難う御座います!!」


「ああ!じゃあさっきの練習風景も撮影していたから、CD特典につけるか!どうする?」


「ええ!?練習だって言っていたのにですか?」


「だけれど、凄く調子が上がっていく様子とか、凄くこの曲のために頑張ってるところとか見て欲しいんだよ~。 あ、じゃあSNSだったらどうだ?あっちならいいだろう?」


「じゃあ、私のSNSとリンクしてください。それならいいですよ」


「助かる!じゃあアップするからな、編集するからまたな!」


 曲を作った作曲家は、それでかえってしまったけれど、真美子の仕事はまだ終わらない。

 真美子は自分の限界まで歌うため、全力をあげて歌い続けるのだった。



*****


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