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雪が溶ける前に  作者: 山口
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⑤文化祭

何故か反映されないのでもう1度出します。

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文化祭の前日、前々日は丸1日準備の日として設けられた。その事もあり、クラスの展示物はたいてい終わった。当日は軽音部の演奏があり、最近はとても忙しい。廊下を歩くとクラスごとの特徴的な看板や、ポスターカラーの匂いでテンションが上がった。


準備がすべて終わり、当日の役割の分担を決めることになったが、私のクラスは大してすることが無いため、常に二人ずついればいいということになった。展示時間が9時から15時までの六時間のため、一時間づつ区切り、12人が担当になるという。ただし、委員である私達二人は強制的にやらなければいけない。私は14時からの枠に希望を出した。するとクラスの女子、玲奈が

「はーい!私もその時間がいい!!」というので、14時からの枠は私と玲奈が担当になった。玲奈は明るくて話すのが上手いからきっと楽になるだろう。


当日、無事に文化祭がスタートして、翔と名前の知らない男子の二人を残し、みんなは教室をあとにした。私は午後の軽音部の発表に備えて軽く食事を済ませ、部室へ向かった。部室に使われてる教室は、アンプやドラムが並べてあり、また壁に暗幕がかかってるからいつもよりライブハウスっぽくなっていた。私のバンドの番が来て4曲ほどの演奏を行った。自分のパートのベースでは大したミスもなく終わることが出来た。演奏を終えて、ベースを片付けて、急いで教室に戻った。まだ、14時にはなってないけど、担当を変わった。


14時ちょうどに玲奈が来てふたりの担当が始まった。15字で終わりだしこの時間にはほとんど人が入らなかった。私はそれを狙ってたのだ。人がいないと喋らなくていいし楽だ。そんな時、玲奈が

「美琴ちゃんは翔と付き合ってるの?」

「いや?別に?」

「じゃあ、狙ってるの?」

「全然?どうしたの??」

「じゃあ協力してくれる?」

察した。玲奈は翔が好きなのだ。断る理由もないし、狙ってもいない私が狙ってると思われるのも嫌だから協力することにした。玲奈は背が低くて、大きな目やショートボブでパッツンに切りそろえられた前髪から“カワイイ系”を漂わせていた。実際可愛いしついつい見惚れちゃう。っておっさんか私は。


玲奈の話をまとめると、私は知らなかったが片付け後に花火があるらしい。その花火で二人きりになりたいそうだ。だが翔は委員の仕事があるから私が翔の分の仕事を引き受け、暇になった翔を玲奈が花火に誘うという内容だ。たしかにこれは二人きりになりやすいし、もし私が翔を好きでも引き離すことが出来る。ただ、どちらにせよ私には花火を見せないつもりらしい。


時間が終わり、片付けがはじまった。展示物は欲しいという人がいなくて捨てることになった。捨てるのはもったいないけど欲しい人がいないなら仕方ない。ゴミをまとめてごみ捨て場に捨てようとしたら、玲奈が付いてきた。ゴミが多くてごみ捨てを手伝う建前で、作戦について確認したいのだろう。大きいゴミを持ち、二人で階段を降りていく。すると突然前を歩いていた玲奈が視界から消えた。階段から転げ落ちたのだ。ゴミが多くて足元が見えなかったのだろう。


職員室へ走り、担任を呼んだ。担任は玲奈が怪我をしたことがクラスメイトが知ると心配するので、過労で倒れて帰ったということにした。それで救急車を呼ばずに担任の車で送ってもらい玲奈は帰った。


玲奈がいなくなり作戦を実行する意味がなくなり、予定通り二人で委員の仕事を行うことにした。なんでもできると思っていた翔にもできないことがあった。字が汚いのだ。殴り書きの消しカスのような字しか書けない翔代わりに決算書のような提出する書類は私が書いた。突然翔が、

「お前は花火行かないの?」と聞いてきた。

「行かないよ。これ終わってないじゃん」

「行けよ。おれがやっとく」

「いいよ。花火上がるのも知らなかったし、興味ないし」

「おれも花火好きじゃないんだ。うるさいし」

花火好きじゃないのか珍しい、と思いながら作業に戻った。


一時間ほどして作業がすべて終わった。みんな帰った校舎を二人で歩き、帰宅した。


玲奈は大した怪我はなく次の日にはヘラヘラしながら学校にきた。

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