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雪が溶ける前に  作者: 山口
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④出会い

そう言えば、翔と付き合い始めたのはこんな季節だった。雪が積もっていて冷たい風で顔が痛かった。髪がボサボサでセットしてないが顔は整っていた翔は部活をやっていなかったのに運動も楽器も得意だった。時々軽音部の友達からベースを借りてスラップを披露していたが正直軽音部員より圧倒的に上手かったし、クラス対抗の体育大会では運動部員とともに我がクラスに貢献していた。当然モテていて「○○が翔を狙ってるらしいよ」という噂はよく聞いた。だが誰かと付き合ってる話や女子と二人で歩いてる話は聞かなかった。正直私はそういう何でもできる系の人は苦手だった。


私もモテてなかった訳ではなく、むしろどちらかと言うとモテていたと自覚している。明るくて優しい翔とは裏腹にサバサバしていた美琴は異性に好かれていると噂になることはあったけど告白されることは少なかった。顔はタイプだが付き合うのはちょっと…って感じだろう。自覚はあった。


初めて共通点を持ったのは学級委員になった時だろう。クラスから男女一人づつ選出しなければならなかったが立候補者はいなかった。推薦により私と翔が選ばれたが満場一致って感じで私は断れなかった。私は軽音部で活動が少なく割と暇な方だったのでしぶしぶ引き受けたが翔は結構やる気だった。学級委員といってもなにか大掛かりな仕事が常にあるわけでもなく号令をする程度だ。めんどくさい仕事もあるが文化祭のときにクラスを代表してクラスをまとめたりしなければいけないことくらいだ。


5月の末、7月の文化祭のための準備が始まった。我がクラスではどっかの国の民族についての展示をすることになった。焼き鳥とか定番なものは3年生に優先され、1年生は大したことができないのだ。それでその国について調べようと翔に誘われた。翔はそういうことにとても本気を出す人なのだろう。本やインターネットを駆使して色々調べた翔とは違い私はWikipediaくらいしか探し出せなかった。こういうのは苦手なのだ。 翔が色々進めてくれたおかげで内容がまとまってきた。壁に模造紙でその民族についてまとめて、真ん中にはその民族の衣装を毛皮やフェルトで再現して飾るという内容だ。調べたり内容を考えてくれたのが翔だから代わりに私はお金のこととかそういうのはやらなくては。

あとから思ったこと、


高校の文化祭でこんなのやっててもいかないよね、、、

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