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首刈兎は今日も行く!~三姉妹とのペットライフ~  作者: 真田 蒼生
最終章「首刈兎は主人とともに……」
78/84

第6話

――ベル――


――えっと、なになに? ゴオ国語辞書より。

別れる:動詞 意味1:一緒にいたものが離れ離れになる。互いに離れて去る。 2:夫婦・恋人などが、それまでの関係を解消す――(ブツッ


「ね……姉さん?」


……次。ウェブィオ辞書より。

別れる:動詞 意味1:人や場所から離れて暮らす。 2:離婚す――(ブツッ


「あ、あのー……聞いてる?」


……次。KOJIENより。

別れる:動詞 意味1:恋人などとの関係を解消――


「サイカその剣かしてくれない?」

「まずは落ち着こう、ね?」


・・・しばらくお待ちください・・・



「……落ち着いた?」

「……うん、ごめんちょっと取り乱してた」

「ちょっと……ま、まぁ落ち着いたならいいよ」


サイカからの説得(処置?)によって混乱から抜け出せた私は、妹たちと一緒に活気のある広場を歩き回っていた。

しかしいつものように一緒にいたラビ君の姿はない。

久しぶりのALO内にて待ち合わせをした私は衝撃の言葉を受けた。

その言葉を伝えた後、ラビ君は何か言った後にその場を去っていった。

そう、衝撃の言葉を……。


「別れる……別れる……」

「落ち着いて姉さん。回想でまた混乱しないで」


はっ! 

危ない……また取り乱すところだったよ。

ほんとあの言葉の衝撃はすごいね……。


「別れ――」

「姉さん、お兄さんが言ったその言葉にそっちの意味はないから」

「でも……」

「そもそもお兄さんと姉さん、恋人じゃないでしょ」

「………」

「ご……ごめん」


サイカ……さすがにその言葉は刺さっちゃうよ?

ちがうんだよ……進展は望んでたんだけど勇気が出なかったんだよ。


「……はぁ」

「と、とりあえずこれからどうしよっか」


どうしよっか?


「……何するんだったっけ?」

「……お兄さんの言葉聞いてなかったんだね」

「効いてたよ?」

「字が違うと思う」


本当に効いたよ……。


「えっと、今回のアップデートでギルドってのが追加されたでしょ?」

「……」

「……追加されたんです」


はい。


「それで、お兄さんがいい機会だからお兄さん以外のプレイヤーと仲良くなってみたらって」

「あぁ……だから別れるって……」


別れる……別れる……。


「姉さんそれはもういい」


はい。


「うーん、ならどうしよっか……」

「どうしようか? いきなり知らない人に話しかけるとか嫌だよ?」

「うーん……とりあえずまわってみよっかー」

「そうだね」


とりあえず行き当たりばったりということで。

あぁ、こういう時ラビ君のありがたみが余計身に染みてわかってくるよ。

こんな風に頼りっきりだったからラビ君が別れようって言ったのかなぁ……。


「……別れる」

「いい加減しつこいよ?」


妹が辛辣です。

アオイです。

文化祭が終了しました。

いやー疲れました疲れました。

仕事が多かったから解放感がすさまじい。

これでやっと解放――講師「あ、そろそろ中間テストな」――…………。

ε- (´ー`*)フッ

これでやっと解放――講師「来週レポート提出な」――…………。

/(^o^)\


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