第伍話 いざ、幻想郷へ ~Barrier burst Person~
第五話です。オリジナル部分突入です。
ようやくの幻想入りです。
隆史クンガンバレー
暑い。
とにかく暑い。
夏の日差しがじりじりと照り付ける。
だけどここには自販機もコンビニもカフェも無い。
ここが………
………………幻想郷。
――――約一時間前――――
隆「あの人の言っていた場所は大体このあたりかな?」
京都の町から出て住宅街までやってきた。
この近くに神隠し神社があるはずだ。
この住宅街は山の中腹にあるから、幻想郷への入り口がある可能性は高いな。
―――十分後―――
ここが、神隠し神社、いや深山神社。
鳥居にそう書いてあった。
もしかすると博麗神社なのかもしれない。
この神社、周りは木で囲まれていて長い参道を通らないと来れない。
でも、神隠しを鎮めるためなのか、供え物がしてあった。
老婆「お兄さん。ここには近寄らない方がいいよ。」
うわっびっくりした~
落ち着けモチつけ
隆「なぜですか?」
老婆「ここじゃあ神隠しが起こるからねぇ。」
隆「知ってます。」
老婆「知ってるならなおさらだよ。早くここから離れな。もし神隠しに
あったってわたしゃ知らないよ。」
隆「いえ、それの調査に来たんです。」
老婆「ふん、そうかい。なら勝手にしな。どうなっても誰も助けてくれや
しないよ。」
隆「大丈夫です。」
老婆「大した自信だこと。でもそれが命取りになるよ。」
そう老婆は言い残し、去って行った。
――参道――
老婆「全く馬鹿な奴。」
老婆「妖怪に喰われたって、知らんよ。」
――境内――
「さて、邪魔者はいなくなったことだし、早速探してみるか。」
――十分後――
「……………この穴は。」
本殿の裏。山との境目に破れたような穴。
それがぽっかりと空いていた
次の瞬間にはもうその神社に彼の姿は…………なかった。
どうでしたか。自分的にはなんだか変な感じです。
今回の設定図鑑です。
深山神社 神隠し神社の正式名称。ほかにこの名前の神社あるかなって探したら
結構近いところにあった。
住宅街 山の中腹にある住宅街。脳内では、自分の住んでいたあたりが舞台
です。